第4回目の講義、お疲れさまでした!

こんにちは、伊藤弥生です。

朝晩は少し過ごしやすくなりましたね。
体調に気をつけて、引き続き簿記の学習を頑張ってくださいね。

 

■ 第4回目の講義お疲れさまでした。 ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

第4回目の講義の主要なテーマは以下の通りです。
(1)クレジット売掛金
(2)約束手形
(3)補助簿
(4)電子記録債権・債務
(5)貸付金・借入金及び利息

 

まずはクレジット売掛金。
クレジット売掛金は、クレジット会社に対して支払う手数料をいつのタイミングで計上するかが重要です。
販売時に計上する場合は、手数料を差し引いた手取額相当分のクレジット売掛金を計上する点に注意ください。
クレジット会社から販売代金を回収する権利があると同時にクレジット会社に手数料を払う義務があるので、権利と義務を相殺するというイメージですね。

 

次は、手形を学習しました。
手形攻略のキモは「債権」「債務」の関係を意識することにあります。

 

手形を受け取った人は、後で手形代金をもらえるわけですから、「受取手形」という資産(債権)を計上します。
と、いうことは、必ず手形代金を支払うべき人がいるはずです。
この手形代金を支払うべき人は「支払手形」という負債(債務)を計上することになります。
問題文をしっかり読んで、後でお金を受け取れるのか(もしくは支払うのか)を判断するようにしてください。

 

3つめは、補助簿編。総勘定元帳と補助簿の関係を学習しました。
ポイントは、仕入・売上に関連する取引、もう少し丁寧にいうと在庫状況が変化する取引は、「商品有高帳」にも記入されるということです。
第二問対策になりますので、しっかりと復習してくださいね。

 

4つめは電子記録債権・債務。これは手形の応用で考えてください。

 

最後は、貸付け・借入れ。
こちらも「債権」「債務」の関係を意識しながら丁寧に押さえていくことです。
債権は、「~してもらえる権利」ですから、資産として増えれば借方、減れば貸方に計上します。
債務は、「~しなければいけない義務」ですから、負債として増えれば貸方、減れば借方に計上することになります。
お金を貸した場合は「債権」が発生し、借りた場合は「債務」が発生しますね。

 

また、借用証書の代わりに手形を使って貸付け・借入れを行ったときは、「貸付金(もしくは手形貸付金)」「借入金(もしくは手形借入金)」で処理します。
間違っても受取手形や支払手形を使わないように!

最近では、利息の金額を計算させる問題もありますので、こちらもしっかりと押さえておいてくださいね。

 

それでは次回の簿記ブログでもどうぞよろしくお願いします!

 

公認会計士・税理士/伊藤弥生