ラジオコーナー「Blooming Design」に出演しました【8月】

毎月第3水曜日、エフエム京都にて、結税理士法人ならびにブルームマネジメントでお送りしているラジオコーナー「Blooming Design」に弊社伊藤が出演いたしました。

こちらのコーナーでは、起業を目指す皆さんに向けて、ブルームマネジメントの各士業の専門家より、「起業において何をすべきか」をお伝えしています!

第86回目は、ブルームマネジメント メンバーの 弁護士 八木香織さんとともに「起業支援」についてお話ししました。

ブルームマネジメントとは?

弊社伊藤が代表を務める京都を中心に活動している女性士業の専門家チームです。個人事業主として開業経験のある、幅広いジャンルの専門家が所属。起業を目指すお客様の想いに寄り添いながら、一つの窓口で、創業に必要な各種手続きをスムーズかつ丁寧にサポートいたします。起業に関するさまざまなプログラムや交流会も実施しています!https://yuitax.com/bloom/

Q.起業というと、「会社を作る」「商品を作る」といった華やかなイメージがあります。でも実際には、起業した皆さんは、最初にどんなことで困ることが多いのでしょうか?

弊社伊藤:やはり一番多いのは、「何から始めればいいのか分からない」というご相談ですね。会社を作るには何が必要なのか、資本金はいくらにすればいいのか、融資は受けられるのか。さらには、会社を作るべきなのか、それとも個人事業で始めた方がいいのかなど、最初は分からないことばかりです。ですから私たちは、税金のお話をする前に、「どんな事業を目指しているのか」「どんな未来を描いているのか」をお聞きすることが多いですね。

八木さん:私は「契約書は必要ですか」というご相談をよく受けます。起業したばかりの頃は、お互い信頼しているから契約書はなくても大丈夫、という方も少なくありません。でも、事業が進み、お金が動き始めると、思ってもみなかった行き違いが生まれることがあります。最初は「そんな細かいことまで決めなくても」と思っていても、会社が成長するにつれて、お互いの立場や考え方も変わってきます。だからこそ、順調なときほど契約をきちんと整えておくことが大切なんです。

Q. 弁護士さんというと、裁判やトラブルになってから相談するというイメージを持たれている方も多いと思います。実際はいかがでしょうか?

八木さん:そう思われることは本当に多いですね。でも、私たちが一番力を入れているのは、トラブルを解決することではなく、トラブルを防ぐことです。例えば、共同で事業を始めるときですが、役割分担はどうするのか、利益はどう分けるのか、途中で誰かが辞めたらどうするのか。あるいは、自分が開発したシステムやサービスの権利は誰に帰属するのか。こうしたことを最初に整理しておくことで、将来の大きなトラブルを防ぐことができます。

契約書は、信用していないから作るものではなく、むしろ、お互いに安心して事業を進めるためのルールブックのようなものです。信頼関係があるからこそ、その信頼を長く続けるために契約書がある、と私は考えています。

起業したばかりの頃は、「まだ小さな会社だから」「友人同士だから」と思われる方もいらっしゃいます。でも、小さな会社だからこそ、一つのトラブルが経営に与える影響は大きくなります。早い段階で土台を整えておくことが、安心して事業を続けることにつながります

Q.起業には法律という土台が欠かせないことがよく分かりました。公認会計士・税理士は起業家に対してどのような役割を担っているのでしょうか?

弊社伊藤:税理士というと、税金の計算をする人というイメージをお持ちの方が多いと思います。もちろんそれも大切な仕事ですが、実際にはもっと早い段階からご相談いただくことが多いですね。例えば、「この事業で本当に食べていけるでしょうか」というご相談です。事業を始める前には、いくら売れば利益が出るのか、人を雇っても資金は回るのか、借入をしても返済していけるのか。こうしたことを一つひとつ数字に置き換えて考えていきます。

素晴らしいアイデアでも、利益が出なければ長く続けることはできません。逆に、少し工夫するだけで利益が出る事業になることもあります。ですから、起業前に数字を整理することはとても重要です。

決算書は過去を表しますが、創業計画書や資金繰り表は未来を考えるためのものです。私たちは、その未来を一緒に考えることも仕事の一つだと思っています。

Q. ここまで伺っていると、お二人のお仕事は全く違うようで、どこかつながっているようにも感じます。実際に、お二人が一緒に関わる案件も多いのでしょうか?

八木さん:最近は本当に増えていますね。例えば、契約書は非常によくできている。でも、事業として利益が出ないケースです。共同事業契約も秘密保持契約も、知的財産の整理もきちんとできている。法律的には何の問題もありません。でも、その事業そのものが利益を生まなければ、会社は続きません。契約書は、事業を安心して進めるためのルールです。利益を生み出すことまではできません。そこからは弥生さんの出番ですね。

弊社伊藤:私たちは、その契約の内容よりも、この事業は本当に利益が出るのか、税務上の問題はないのかという視点で見ていきます。例えば、販売数量は現実的か、設備投資は大きすぎないか、借入金は返済できるのか、こうしたことを数字で確認していきます。起業では、始められることと続けられることは必ずしも一致しません。どんなに立派な契約書があっても、利益が出なければ会社は続きません。だから私たちは、「利益が出る事業になっているか」を一緒に考えます

Q. 逆のケースもあるのでしょうか?利益は出ているのに問題が起きるケースです。

弊社伊藤:あります。むしろ、こちらの方が多いかもしれません。数字だけ見ると、とても順調なんです。売上も伸びている、利益も出ている、銀行からの評価も悪くない。ところが、お話を伺っていくと「契約書はありません。」とか「全部口約束です。」ということがあります。たしかに起業したばかりの頃は回るんです。友人だから、昔から付き合いがあるからといったそういう信頼関係で始まることが多いですから。

でも、会社が成長すると問題が表面化します。起業したばかりの頃は、軌道に乗るまで手伝うよ、と協力してくれる方もいます。ところが事業が成功すると「本当は報酬をもらえると思っていた。」と利益が出たからこそ揉めることがあります

八木さん:実際にトラブルになる案件は、最初から仲が悪かったケースばかりではありません。むしろ、信頼していたから契約書を作らなかった、というケースが非常に多いです。契約書は相手を疑うためではなく、お互いの信頼関係を長く続けるために作るものです。

Q. お二人のお話を伺っていて、とても印象的だったのは、「専門家がそれぞれの立場で支え合っている」ということでした。これがブルームマネジメントの考え方でもあるんですね。

弊社伊藤:ブルームマネジメントには、公認会計士・税理士、弁護士をはじめ、それぞれ専門分野を持つメンバーが集まっています。起業家の皆さんの悩みは、「法律だけ」「税金だけ」と一つの分野で解決できることばかりではありません。だからこそ、必要に応じて専門家同士が連携しながら支援することを大切にしています。

八木さん:起業すると、「誰に相談したらいいのか分からない」という場面が本当に多いです。そんなときに、一人で悩まず、まず相談していただければ、その課題に応じて適切な専門家と一緒にサポートできるのが、ブルームマネジメントの強みだと思っています。 弊社伊藤:会社を作る前でも構いません。「こんなことを考えている」というアイデアの段階でも大丈夫です。早い段階で相談していただくことで、より多くの選択肢をご提案できますし、安心して事業をスタートしていただけると思います。

今回は、「起業支援」についてお話ししました。

毎月第3水曜日にお届けする起業を目指す皆さんのためのコーナー「Blooming Design」。

次回もお楽しみに♪