【起業において専門家を利用する場面】(司法書士・植森春奈)

今年は異例に早い梅雨入りでびっくりしておりますが、みなさんいかがお過ごしでしょうか?お天気が悪いのは憂鬱ですが、街を彩るアジサイは、雨が降っている方が輝いて見えるのが不思議です。

さて、今回は「起業において専門家を利用する場面」というテーマです。

個人事業から事業を起こして、ある程度軌道に乗り、売り上げが安定してくると、事業の法人化を検討される方も多いですね。

 

 

法人化=会社の設立には「登記」が必要不可欠です。それは、法務局に備え置かれた登記簿に会社の場所や名前その他様々な情報を登録することではじめて、会社が誕生するためです。そして、この登記の専門家が私たち司法書士です。

起業において司法書士がみなさんのお役に立てるのはまさにこの会社設立のタイミングです。ご存じの方も多いかと思いますが、会社を継続していく過程には様々な登記事由(登記をしなければならない事柄)が発生します。

役員の変更はその最たるものですが、会社の所在地を変更したり、新たな分野にチャレンジするときには会社の事業内容の変更の登記も必要です。司法書士は、こうした様々な登記手続きを通して、ときにはアドバイスをし、会社の歩みにより沿っていきます。

 

もちろん、ご自身で会社設立登記手続きをすることも可能です。しかし、先ほど申し上げたとおり、登記は会社設立後もたびたび、その必要が生じるものです。

その度に本業の手を止め、登記手続きに貴重な時間やパワーを費やすのはもったいないと、私は考えています。どうぞ、信頼できる司法書士と出会って、あなたのビジネスの良きパートナーとしてください!

 

司法書士 植森春奈