【取引する金融機関のえらび方】(大嶋ひとみ)

こんにちは、クロスオーバーネットワークの大嶋ひとみです。

 

「金融機関ってどんなところがあるの?」

 

一口に金融機関と言っても様々。
でもまずごく簡単に主要な金融機関をカテゴライズすると・・・

①  信用金庫(京都信用金庫さん、京都中央信用金庫さんなど)
②  地方銀行(京都銀行さんなど)
③  第二地銀(関西アーバン銀行さんなど)
④  都市銀行(みずほ銀行などメガバンク、りそな銀行さんなど)
⑤  政府系金融機関(日本政策金融公庫など)

このほか、信用組合がありますが、①の信用金庫と仕組み等に大差はなく、説明は省略させて頂きますね。

 

この中で創業融資に力をいれているのが、①の信用金庫、②の地方銀行、⑤の日本政策金融公庫です。(以下、政策公庫)

 

まず①信用金庫や②地方銀行は限られた地域でしか営業できないので、経営方針はおのずと「地域密着」になります。したがって、創業者に融資することで地元経済を活性化させ、共存共栄していく意義が信金や地銀(以下左記のように略)になるんですね。

 

そして⑤の政策公庫は政府系の金融機関です。
政策公庫は文字通り民間の金融機関ではありません。
つまり国が政策的にお金を出している金融機関なので小さな会社でも規模に関わらず融資を行い、創業者への融資も積極的です。

 

ただし、信金や地銀との違いは、信金や地銀は一般の人から預金を集めてそのお金を貸しているのですが、政策公庫はそうではないので、「日本政策公庫」という通帳と預金口座を作れるわけではないんです。

したがって、借りたお金は地銀など別の金融機関の預金などから返済してきます。
つまり預金等のサービスはないので、お金を借りるだけのお付き合いになります。

 

実は京都の金融機関事情って特異

 

さて以前のブログではお付き合いしたい金融機関さんで、まず預金口座を作りましょうと言いました。ここでどこの信金や地銀がいいのか?という問題が出てきます。

 

ここで注目したいのは、実は京都って地銀や信金の分布が全国的に見ても特異なんです。

それは、京都市内では「京信」「中信」「京銀」が「地元3行」と言われていて3つの実力派の金融機関がしのぎを削りあっているっていうこと。

 

他府県に行くと、聞いたことのない(失礼!)信用金庫や地方銀行がいーーっぱい存在するんですが、京都で地銀、信金といえば「京信」「中信」「京銀」という感じですよね。

 

結局は利便性と担当者さんの熱意

 

もちろん京都にもこれら以外にも金融機関はありますが、全国的に見てもこのクラスの優良な信金や地銀が地元3行として3つもそろっているのは珍しい。これはラッキーなことです。

 

金融機関さんを選ぶポイントとしては、あとは「近さ」などの「利便性」(←意外に大事)、「担当者の熱心さ」(←これはとっても大事)「融資や融資以外のサービスの充実度」でご自身の目でしっかり選んでくださいね。

 

まとめ

 

まず、お金は銀行もしくは信用金庫から借りてください。(ノンバンクはNG)
相談に行くときは自分をお客さんと思わず、審査される人という自覚も忘れずに。
またプロパーなのか信用保証協会付きか、というのは金融機関の判断にもよりますが、それぞれどんな条件なのかよく見極めて相談することが大切です。^^

 

中小企業診断士/大嶋ひとみ