【学生起業家を目指す!成功ポイントは?】(弁理士・竹口美穂)

こんにちは!ブルームマネジメントの竹口美穂(たけぐちみほ)です。

今回のテーマは、学生起業についてです。起業の成功に必要なものは何でしょうか?ビジネスのアイディア、事業の立ち上げに必要な資源(資金・時間)、協力者(ネットワーキング)等でしょうか?

「学生起業」で、これら必要な条件を満たすことが出来るかどうかという観点から検討します。

 

ビジネスのアイディア

 

ビジネスのアイディアですが、未だ満たされていない、又は未知の社会のニーズを見つけることが大切であると考えます。社会人として働く中で、不便さに気づくことも多いので、この様なニーズは働いている中で気づき易いように思います。

もっとも、社会人では、気づき難いニーズもあるように思います。「学生起業」ですので、18歳から20代前半といった若者の起業になると思いますが、この世代におけるニーズは学生の方が気づき易く、ビジネスアイディアも思いつき易いように思います。

 

株式会社リクルート社は、1960年に「大学新聞専門の広告代理店」として創業されております。こういった学生向けの求人に関するニーズも、学生だから、若者だから気づいたニーズと言えると思います。この様なニーズを見つけてビジネスのアイディアに結びつけることで、「学生起業」は成功し易いのではないでしょうか?

 

 

必要な資源

 

学生だから、時間は社会人よりも多いように思います。理系学生の息子を見ていると、理系学生は実験やレポートで時間に追われているようですが、社会人よりは時間が十分にあるように見えます。

文系学生であれば、より自由な時間が多く、起業のための時間を捻出することが出来るでしょう。

問題は、資金であると思います。学生なので、十分な起業資金を貯めているケースは少ないように思います。従って、ビジネスのアイディアと、自己の資質を第三者に認めて頂いて、出資してもらうということになると考えます。

自己の資質ですが、まだ仕事の実績がないため、アピールし難いように思います。従って、ビジネスのアイディアの素晴らしさが、社会人の起業より重要になるのではないでしょうか?これをブラッシュアップすることが大事であると考えます。

公的機関等の起業支援等を利用して、第三者からの視点でブラッシュアップしていくと良いでしょう。また、資金獲得のためにビジネスプランコンテストに応募してもよいでしょう。若さも、審査員の心を動かすこともあるでしょう。

 

協力者

 

社会人経験の豊富な、先人の助けがある方がよいでしょう。助けて貰うためには、先ほども言いましたが、ビジネスのアイディアそのものの良さと、経者の資質(熱意も含む)が必要でしょう。

しかし、それらがあったとしても、適式に伝達できなければ相手に伝わりません。社会人は、訓練によって伝達の仕方を身に着けていきます。学生だと、その様な経験が乏しいでしょう。

先ほど、例に挙げました株式会社リクルート社の創業者は、東京大学教育学部卒の在学中に財団法人東京大学新聞社の仕事に携わり、そこで企業向けの営業を覚えたと言われています。修行のつもりで、社会で働いてみるのもよいかもしれません。

 

まとめ

 

最近は、インターネットによる通販があるため販路開拓なく販売出来たり、広告宣伝も動画配信等を活用して行うことができ、私が学生であった数十年前よりも学生起業のハードルが下がっているように思います。

沢山の学生さんたちが起業にチャレンジして、日本の多くの産業が創出されることを願っております!

 

弁理士・竹口美穂