【私の理想のリーダー像 #1】夢を見せること。(伊藤弥生)

こんにちは、クロスオーバーネットワーク代表の伊藤弥生です。

ほんまもんの女になる道場に続く、新企画は「女性のための次世代リーダー養成塾」!

 

組織の中でリーダーシップを発揮する場面、
自らで事業を立ち上げ、部下を率いる場面・・・

 

好む、好まざる関係なく、リーダーシップを発揮しなくてはいけない場面が生じた時、あなたならどのように対応しますか。
多くの人が不安を抱くんじゃないでしょうか。
クロスオーバーネットワークと一緒に、リーダーとしての資質を磨き、あるべきリーダー像について考えていきましょう。

 

さてリレーブログの最初のたすきが回ってきました。
「私の理想のリーダー像」ですか。
クロスオーバーネットワークの会でいつも他のメンバーに介抱されているような私が語るのも気恥ずかしいですが、しばしお付き合いください。

 

まず、リーダーとして必要なのは「任せる力。
チームのとりまとめがリーダーであり、そのチームの総合力を高めていくためにはリーダーはうまく部下を育てていく必要があります。

 

私が今まで女性管理職の方を見てきて思ったのは、人に任せるのが苦手な人が多いなぁ、っていうこと。
女性起業家についていえば、一人親方っていうのかな、従業員を雇わず自分一人で事業をしている人が多いなという印象を持ちます。

 

一人の方が身軽だから。
部下の能力が不安だから。
結局自分がやった方が早い!

 

うん、確かに分かります^^
でもね・・・

 

 

そもそも人間に与えられた時間は1日24時間。
どんなに頑張ってもできることには限界があります。

 

物事を始めるのは何でも最初はひとり。
だけど、その物事を大きくしていくのはひとりではできません。

 

めまぐるしく変化する経済社会で競争力を維持し、そして成長していくためには、組織でもってチームパワーを発揮する必要があります。

 

だからこそ、リーダーは組織力を上げるために、部下に仕事を任せましょう。

 

そして大事なのは、部下を信じることと最終責任は自分が取ること。
部下を信じない人には誰もついてきません。
信じることは責任を取るということにもつながります。
最後はリーダーが責任を取ってくれる!と思うことで部下ものびのびと能力を発揮でき、さらなる信頼関係の構築につながるのではないでしょうか。

 

 

 

また、組織力を上げるために必要なのは、部下に「夢を見せる」こと。

 

この人について行ったら何かワクワクする人生が送れそうだ
そんなプラシーボ効果をもたらすことも重要かなって思います。

 

経営理念、という言葉はご存じですか。
組織論や経営論の教科書に良く出ている言葉です。

 

リーダーの皆さん、なぜ、組織に経営理念が必要なのか分かりますか。

 

それは、部下の行動指針とするためです。
理念を軸にして個々のメンバーが自発的・自律的に行動するようになるため、組織の機動力が高まり、強くなります。

 

だからこそ理念は社会的に意義のあるものでなければいけません。
あなたがまとめて引っ張っていく先には社会的に意義があること、そして世界を変えていけるようなワクワクすることであることを組織で共有することで、誇りと自信がメンバーの中に生まれ、組織全体の士気が上がります。

 

リーダーは行く先を決め、地図を描き、部下を引っ張っていく。
行く先はワクワクしたところでなくてはいけませんし、地図は正確に描かなくてはいけません。
リーダーは夢先案内人として先頭を走り、部下には理念を共有した上でやるべき仕事を明確にし、後は思う存分部下に力を発揮してもらう。

 

たった一度の人生です。
あなたにとっても。部下にとっても。
大切な時間を一緒に過ごすからこそ、「あなたについてきて良かった」と思ってもらえるようなリーダになって欲しいですね。

 

伊藤弥生