「女性起業家インタビュー」vol.02 株式会社グラマラスフード 赤松佐知子さん

財務省近畿財務局・京都財務事務所×ブルームマネジメントのコラボ企画、「女性起業家インタビュー」です!

プロフィール
赤松佐知子さん 株式会社グラマラスフード 代表取締役
1995年同志社女子大学在学時に当時アルバイトをしていたイタリアン・ダニエルズを引き継ぎ、リニューアルオープン。2001年5月に法人化し、2021年現在、京都市内にダニエルズソーレ、ダニエルズアルバ等、6店舗を展開。こだわりの生パスタとイタリアンで多くのファンを魅了している。

「心がけている事は、思いついた事を、悩まずにとにかく実行に移すということ。」

-現在の事業内容についてお聞かせください。

飲食店の経営、生パスタとピザの販売、イタリア輸入陶器の販売をしております。

社名「グラマラスフード」には、「魅力的な食」を通して、人生を豊かに、魅力的にする会社にしたいという思いを込めました。魅力的なお料理、サービス、空間、時間をお客様に提供できるよう、私たちの集団は何にでも興味を持って自分を磨き、日々向上心をもって生きる事を目指します。

-起業しようと思ったきっかけは?

大学在学時にイタリアン・ダニエルズでアルバイトをして、楽しくて楽しくて仕方がなかった事がきっかけで起業に至りました。

また食べる事、飲む事、人と関わる事、は今も変わらずある意味趣味ともいえる大好きなことで、継続することが私の人生の目標でもあります。

-事業を引き継がれたときは、赤字だったと伺いました。どのように立て直しをされたのでしょうか。

赤字のお店を引き継いで色々ありましたが、縁あってメディアに取り上げていただいたのをきっかけに、たまたま人通りの多い場所という事もあって、1,000円程度のボードに「パーティー予約承ります」と看板を出したら、その日からどんどん予約が入るようになりました。

-イタリアンのお店でパーティーをしたいというニーズにぴたっとマッチしたのですね。

はい、そして、まだまだ世間的にイタリアンというのが珍しかったことも大いにあったのではと思います。

-2001年に法人化されましたが、そのきっかけは。

個人的には元々の個人事業でもよかったし、税金面でも逆に不自由な点もあると今となっても考えています。しかし法人化したのは、税理士さんの勧めがあったからでした。融資を受けて、事業を積極的に展開する場合には会社組織の方が有利かと考えます。

なお、当初の有限会社から株式会社にしたのは、デパートさんへの卸が増え始め、どちらでも同じことなのですが、株式会社の方が一般的な人には信用度が高いという理由で変更しました。

-事業に必要な資金はスムーズに調達出来ましたか。

私の場合は、一番最初のお店の営業権の取得の際には、どこの銀行も担保がなければ融資してもらえませんでした。また、両親は飲食店をすることに反対だったため、貸してもらう事はもちろん、保証人にすらなってもらえなかったために、八方塞がりでした。

でもどうしてもやりたかったため、当時のオーナーさんへ分割での支払いをお願いし、約1年半ほどかけて、営業権を買い取り、そして2店舗目は最初の店舗での売上により資金を確保し、全額自己資金でオープンしました。

3店舗目以降は実績を積んだため、銀行さんより融資を受けられるようになりました。

-資金調達以外にも苦労されたことありますか。

今のコロナもそうですが、何度か危機的な状況になったことはありますが、そのたびに必ず心がけている事は、思いついた事を、悩まずにとにかく実行に移すという事です。行動していれば、必ず道は拓けると思っています。

また、経営していると、常にお金の問題、特にサービス業ということもあって、人の悩みはつきません。

-「人の悩み」ですか。

はい。正直疑心暗鬼になってしまうような事も何度もありましたが、そのたびに、こちらから裏切る事や、人を信じるのを止めてしまう事だけはしないようにしていこうと思っています。そうすれば、離れる人はいるのは止める事はできなくても、付いてきてくれる人もまたいるのだと感じています。

-実際に起業してみて、起業前にやっておいたら良かったなということはありましたか。

万全だと思う準備を納得するまでしておくことは大切な事だと思いますが、何事においても万全ということはありません。やってみないと分からないことや、やってみてから分かる事や、思っていた事と違う事ばかりです。明るい未来と自分を信じて、エイヤっと思い切る事が大切だと思っています。

そして起業する前にやっておくべきことよりも、起業してから、自分の決断を後悔しないこと、決して簡単にあきらめないことが重要だと思います。

-起業にあたって相談相手はいましたか。

その時々に相談相手はいましたが、やはり相談はあくまで相談であり最終的に決断するのは常に自分です。

ただ、色んな方に思い切って相談してみる事で、気づいていなかった事に気づかされることも多々あり、周りに恵まれていると常に感謝しています。

-身近な人に相談するのは、ある意味、気を遣いますものね。

私も最初はなかなか身近な友人にこそ、恥ずかしかったりして、想いを正直に打ち明ける事や、金銭的な相談をすることができませんでした。

ですから、ブルームマネジメントの起業支援のように、なんでも心おきなくいわゆる他人に相談できるというシステムは特に最初はとてもよい起業支援制度かと思います。

-ありがとうございます。最後に、これからの時代に、起業家を目指す女性にメッセージをお願いします。

どんな時代でも、自分が思い立った時が起業のタイミングです。

少しでも迷いがあるうちはやめておいた方がよいのかもしれませんが、反面やはり年齢的には少しでも早い起業は体力的にも何に置いても有利な事は多いと思います。

思い切って自分を信じて進んでみましょう。

-ありがとうございました。

赤松社長に一問一答

経営する上で一番大切なことは?
SNSではなく実際の、人とのつながりと行動力だと思います。

座右の銘
ケセラセラ(なるようになる、なんとかなる。イタリア語ではAndora’ totto bene)

京都のおすすめスポット
ダニエルズ!なーーーんて。。。

お店のPRをお願いします!
カジュアルなお店を目指して営業しております。
「行ったことがある」というお店ではなく、「いつものダニエルズ、私のダニエルズ」となるように、普段使いのお店である事を目指して、価格やサービスを心掛けています。
その中で、やっぱり安心の美味しさを目指して、常にお料理の勉強とクオリティを保つ努力と、常に新しい事に挑戦するアンテナを張って行けるようにしてゆきたいと思っています。

(聞き手:ブルームマネジメント 伊藤弥生)