コロナ禍で生まれる発明(弁理士・竹口美穂)

こんにちは!ブルームマネジメントの竹口美穂(たけぐちみほ)です。
発明とは不便や不都合を解消するために生まれてきます。コロナ禍は人間にとって不都合なことそのものなので、これを解消するために多くの発明が生まれてくると思います。
今回は、コロナ禍で生まれる発明についてお話しをさせて頂きたいと思います。

 

コロナ禍による価値観の変革

 

コロナ禍で生まれる発明は、一番には治療薬やワクチンでしょう。
他にも、コロナ禍によって社会の価値観に変革がありましたので、この新しい価値観に合った発明が生まれてくるでしょう。

では、新しい価値観とはどのようなものでしょうか?「対面による罹患リスクを減らす」という点に社会的価値が出てきたと思います。
この新しい社会的価値に対して新しい技術革新が生まれ、この様な技術革新で生まれた発明品は大変価値のあるものになるでしょう。

 

新しい価値観に合った発明

 

では、「対面による罹患リスクを減らす」という新しい価値観に合った発明とはどのようなものでしょうか?
「対面による罹患リスクを減らす」には、「対面の場合に、罹患リスクを減らす」ことと、「対面を避ける」ことの2つがあると考えます。

 

「対面の場合に、罹患リスクを減らす」は、例えば、マスクやフェイスシールドのように、ウィルスが体内に侵入することを防止するようなグッズがあります。
例えば、マスク等は現在、付け心地が十分とは言えず、高機能なものほど息苦しいです。
これを、高機能で息苦しくなくする発明品は価値があるでしょう。

また、眼からもウィルスに感染するとのことですが、これに最適化された商品もないように思いますので、眼からのウィルスの感染に最適化された商品もニーズがあるように思います。

 

「対面を避ける」には、現在もweb会議システム等がありますが、より充実したものとなっていくでしょう。
更に、「対面を避ける」ことで、今まで対面において存在した強みが弱みになる場合もあります。
例えば、営業マンの人間性で販売出来ていたといったことが、現時点では難しいように思います。
人間性を対面でなくても十分に表現できるツール等も新しい社会的価値に合った発明だと思います。

中国のゴマ信用ように人間の信頼性を数値で表す方法もありますが、合理性ばかりを求めない日本人の気質にはマッチしないように思います。
それ以外の方法で、その人の人間性を表現できるツールを発明出来れば、大変価値があり市場で受け入れられるように思います。

 

まとめ

 

コロナウィルスが流行しているのが、大変残念で恐ろしいことでありますが、これを機に多くの発明品も生まれることだと思います。
人類の歴史において、人間は様々な困難を発明によって克服してきました。
今回も、発明によって克服できると信じています。

 

弁理士・竹口美穂