【起業において専門家を利用する場面】(一級建築士・小玉恵美)

こんにちは、クロスオーバーネットワークの小玉恵美です。

 

起業における建築士の出番って?と思われる方が多いかと思います。

建築士が必要となる場面は、建物が必要な場合です。

建物を建築するための「設計」と「工事監理」は建築士の独占業務となっています。

 

というのは、法律的なお話しで、実際には建物のなんでも相談屋だと思ってください。

 

店舗を必要とするような商売の場合は、起業準備として店舗探しも重要ですよね。

不動産業者から紹介してもらった物件で実際に希望通りの商売が出来るかどうか、その判断は意外と難しかったりします。

そんな時の相談窓口が建築士です。

 

 

実は日本全国どこでも好きな所で好きな商売が出来るわけではありません。

土地にはそれぞれ建てることのできる「規模」と「用途」が決まっていて、さらに建物には「用途」によって、必要とされる「性能」が違ってくるのです。

それ以外にも、一見丈夫そうでも耐震性能がない建物や、立地や規模がよくてもメンテナンスに非常に手間と費用のかかる建物もあります。

さらには、テナントの契約後いざ内装工事となった時に、必要な設備の設置場所は確保できるのに搬入経路がなかった、というトラブルも起こりえます。

 

その場所と建物で、希望通りの商売を行うことが可能かどうかを判断する際に相談できるのが建築士です。

工事を行うとなった際にも、安心できる工務店を紹介してくれます。

 

建築不動産トラブルは金銭的にも時間的にも負担が大きくなりますので、相談しやすい建築士を物件の契約前に見付けておくことをおすすめします。

 

 

一級建築士 小玉恵美