こんにちは!クロスオーバーネットワークの大嶋ひとみです。 「働き方改革」という言葉がクローズアップされるようにあり、政府の提言やコンプライアンスに敏感な大企業や金融機関においては「サービス残業禁止」になったところも多くなりましたね。
そもそも「働き方改革」ってなぜ最近声高に言われているのかを私なりの解釈をすると、少子高齢化で労働力人口が減っている中で、女性にも働いてもらわないと働き手が足りない。しかし時間的に仕事一辺倒という働き方しかできないと、女性は外で働くことができない。
いくら世の中が変わっても女性が家のことをやらなくてはいけない、っていう風潮は変わりませんから・・。
よって、男性も女性も働く時間を短くして、より多くの人が働きに出られるようにしましょうねっていうことなのかな、って思います。
サービス残業禁止!とかそういう考えに世の中が浸透してきていること自体はいいことなんですが、逆に「時短ハラスメント」略して「ジタハラ」なんて言葉ができちゃったりして、仕事があるのに「早よ帰れ!」みたいになったりして・・。
要は「カタチ」だけの「働き方改革」になってしまっているような感じもしますね。
「働き方改革」というのは自分で自分の仕事だけをチャチャっと終わらせて早く帰ることではないと思います。
例えば介護や育児、特に女性は色々なケアをしながら生きている人が多いですし、少子化でも介護の問題は避けて通れないので、これからどんどんそういう人が増えていくでしょう。
そんな中、職場の人間関係の中で職場の人たちの色々な事情を受容し、逆に自分のことも分かってもらう。
この日はこういう日だから帰らないと!という日があれば、それを職場で共有して自分自身も共有すれば後戻りできないので(?)その日に向けて段取りを組んで仕事をする。
そういう人間関係を作っていくことも段取りを組むのも実はすごく難しいことなんですが、働き方改革とは周囲の人との人間関係の改革と自分の中の段どりの改革との両輪なのではないかなと思っています。
お次は、白波瀬未海さん。どうぞよろしくお願いします。
クロスオーバーネットワーク/大嶋ひとみ