【起業したら何が変わるの?#1】やりくりから資金繰りへ。(伊藤弥生)

こんにちは、クロスオーバーネットワークの伊藤弥生です。
10巡目のお題は、「私のオススメ家電」、 「起業したら何が変わるの?」です。

 

朝起きたての幸せの香り。

 

オススメ家電ですか・・・難しいですね。
実は私、家電とかあまり気にして買わないタチなんです。
なんとなく家にあるものを不自由も感じずに使い続けるという・・・。

 

ただ、そんな私が結構気に入って使い込んでいるのがホームベーカリーです。

朝起きたときに焼きたてのパンの香りに包まれるのはこの上ない幸福ですし、二日酔いの朝は香りが「匂い」に変わり、一日の体調を占うバロメーターにもなります(笑)

 

そしてやっぱりパンが美味しい!!
香ばしいパンの耳をこよなく愛する私にとっては片面耳だけ、なんて夢のようなパンが食べられたりします。
お手製のレモンカードを添えた手作りパンはどんな市販のパンも太刀打ちできません。

 

また、いろんな具材を楽しめたりもします。
一時ドはまりしていたのが、「プッチンプリンパン」です。
普通にパンを焼く手順で材料をホームベーカリーに入れた後、プッチンプリン(←ここがポイントです。いろんなプリンで試しましたがこれに敵うものはない!)を一個投入するだけ。

焼き上がりにふんわ~りとプリンの香りが漂い、幸せ度MAXになりますよ。

 

ただ、難点はものすごい音がすることです。
明け方にパンを捏ねる音は、そんな頑張らなくって良いのにって思っちゃうくらいです(笑)

 

 

 

「やりくり」から「資金繰り」へ。

 

起業したら何が変わるか。
会計士の目からいうと、「やりくり」が「資金繰り」へ変わるということです。

 

会社勤めのときは、毎月毎月のお給料を「どう使うか」を考えます。
今月は残業代がたくさん入ったからちょっと贅沢できるな、とか毎月のお給料はこれだけ入ってくるからいくらを貯金に回そうかな、と。

 

つまり、収入が先にあって、その後支出を考えることになります。
だからこそやりくりが重要。
先に使える金額が決まっている以上、どううまくお金を使うか、貯めるかがポイントになります。

 

これが逆になるのが起業。
先に支出があってその後、収入となります。

たとえば、手作りアクセサリーをネットショップで売っていく場合。
まず、アクセサリーの材料を買うときにお金が出ていきます。
そしてサイトにアップしたアクセサリーが売れて、実際にお客さんから振り込みがあって初めてお金が入ってきます。

 

ここで数値例を挙げてみます。

1月1日に材料20万円をカードで買いました。支払いは2月10日です。
2月末にアクセサリーが30万円で売れました。振り込みがあったのは3月10日です。
この場合、2月10日までには20万円を用意しておかなくてはなりません。
アクセサリーの売上金の入金を待って支払いをすることはできないからです。

 

出金とその後の入金には時間的なずれがあり、このずれを「運転資金」といったりします。

 

だからこそ、支払日までにお金があるようにしておくという「資金繰り」がとても大切になります。
いついつまでに出金があって、いついつまでに入金があって、そうであれば、今の段階でいくらのお金が必要か、そして足りないのであればできるだけ早く融資を受けるなど手を打っていく。

 

支出が先。その後に収入。
だからこそ、しっかり資金繰りをしていかなくてはならないのです。

 

20万円で材料を買って、作ったアクセサリーを30万円で売る。
これは、確かに儲かる商売ではありますが、それだけでは不十分です。
20万円の材料代を払えるだけの資金繰りをしていくことが起業家にとっては必要なのです。

 

ではお次は、中小企業診断士の大嶋ひとみさん。
よろしくお願いいたします^^

公認会計士/税理士 伊藤弥生