【私たちの身近な『SDGs』】(一級建築士・小玉恵美)

こんにちは、クロスオーバーネットワークの小玉恵美です。

「SDGsは2015年に国連サミットで採択された、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。」 外務省のHPにはそう書いてあります。

 

ふと思い出したのが、世界一貧しい大統領のスピーチでした。
今回改めてスピーチを読んでみました。それと、その背景もすこし調べました。
2012年にリオで開催された国際会議でのスピーチだったようですが、この会議で報告されたうちのひとつが、「SDGsの政府間交渉プロセスの立上げ」だったようです。
そういう背景は知らずに当時、噂になっていたこのスピーチを読み少なからず衝撃を受けた事を記憶しています。

この消費世界が本当に正しいのか。
欲しいものを買った時や、美味しいお酒と食事、贅沢な時間を過ごすことに感じる幸福感は地球を破滅に向かわせているのだろうかと。
そう感じて困惑したのを思い出しました。

 

SDGsと私の距離

 

初めてSDGsという言葉を耳にしてから4~5年が経ちました。
正直当初は若い経営者さんたちが、胸にバッチを付けているのを見て一過性の流行りくらいにとらえていました。
実際、それを付けている人たちからSDGsについての説明を聞いた事はありませんでした。(怒られそうです。)

 

それが今では、どこでも目に留まるほどまでに社会に浸透していて驚いています。
近所のスーパーマーケットもSDGsの取り組みについて看板を出しています。
私の生活圏に確実にSDGsはいるのです。
そして、そのスーパーマーケットで買い物をする事で私もSDGsの取り組みをしている事になっている!と思っています。
もはやすぐそこにあるSDGsです。

 

私に出来るSDGsの考え方

 

さて、冒頭にお話しさせてもらいましたムヒカ大統領のかのスピーチの中で、ストンと落ちた言葉があります。
『私たちは発展するために生まれてきたわけではありません。幸せになるためにこの地球にやってきたのです。』

 

「SDGs」幸せになるための指標だと思えば、何をすれば良いのかがシンプルになりました。
会社でも、家庭でも、地域でも、持続可能な幸せにつながる行動を起こすことから始めて行こうと思います。

 

一級建築士 小玉恵美