こんにちは!クロスオーバーネットワークの白波瀬未海です。
今回は、少し司法書士や登記の話題から離れ、私がこれまで携わってきた創業から思うことを書いてみたいと思います。
1人で?それともパートナーと?
起業しようと思ったときにまず悩まれるのが1人でするのか、それとも誰かと一緒にするのかということではないでしょうか。
はじめから1人でやるぞ!という覚悟をもっておられる方、それぞれの得意分野を活かして一緒に起業しようというパートナーがおられる方、さまざまだと思います。
1人で起業する場合のメリットは、自分自身でなんでも決められるということです。その分、負担は大きくなり、なにかあったときに与える影響も大きくなります。
他方、複数人で起業する場合のメリットは、それぞれの技術や知識、経験を活かしてお互いに補い合えるところです。しかし、意見やアイデアが多くなればその分まとまりづらくなるということもあります。
せっかく2人ではじめたのに・・・
私がこれまで起業に携わってきて思うことは、複数人で起業する場合はとくに、はじめが肝心!ということです。
2人で一緒に起業すれば、そのメリットばかりに目がいきがちですが、はじめに事業計画やお互いの報酬についてきちんと話し合いができていなかったために、事あるごとに2人の意見が対立し、次第に関係が悪化し修復が困難になったというケースがありました。
でも、どんなに話し合っていたとしても、一緒に事業を行っていくと、はじめは気づかなかったお互いの嫌な部分が見えてきたり、意見が異なる場面はでてきます。
もともと対等な関係にあるだけに、どちらも譲らず、意見のすりあわせがうまくできないこともあるようです。
せっかく2人ではじめたのに、意見がまとまらず事業が継続できないという事態を防ぐために、はじめにいろいろな場面を想定した準備や工夫が必要だと感じています。
具体的には、次回、複数人で会社を設立する場合にどんな点に注意すればいいかをお話しようと思います。
まとめ
起業時はとくに不安を感じやすいですし、信頼できる人の存在は大きく、1人よりも2人、2人よりも3人と、複数の方がそのパワーは何倍にもなると感じます。
信頼できる人に出会い、一緒に起業しようと決意したときに、この先お互いの関係に何かあったらどうしようなどと考えることはなかなかできないものですが、はじめに少し先のことを想定して準備するだけでその後の展開は変わってくると思います。
司法書士 白波瀬未海