補助金・助成金申請で失敗するケースとは?(本村綾乃)

こんにちは、クロスオーバーネットワークの本村綾乃です。
今回は補助金申請で失敗するケースについてお伝えします。
内容的には、以前「補助金・助成金利用の際に気をつけること」でお伝えしたことの復習となります。

 

期限徒過

 

一番の失敗は何といっても、期限徒過。これです。悔やんでも悔やみきれないミスです。
補助金や助成金はいつからいつまでの間に申請しなければならないと期間が定められています。1日でも遅れてしまうと、もう請求できません。今までの努力を認めてくれることは絶対にないのです。そこはもう血も涙もありません(笑)。
そうならないために、スケジュール管理をしっかりしてください。

 

書類不備

 

補助金や助成金は、実際に支出したものに対して補助・助成されます。つまり、申請者が先払いしているわけです。立替え後払い方式ですね。申請者はその支出の事実を書類で証明する必要があります。領収証1枚で足りるのであればよいですが、見積書、請求書、納品書その他の書類まで必要とされる場合もあります。それら必要なものが1つでも欠けると請求の手続要件を満たしていないとなり申請が認められません。
但し、その支出について申請が認められないというだけで、他の支出について書類が揃っていればそちらは申請が認められます。ある支出に関しての申請のミスが全体に及んでしまうというわけではありません。

あと、申請した後に審査が行われるのですが、そのときに書類の手直しや追加といったことは認められることが多いです。審査機関から書類が足りないから追加してくれだとか連絡が来ます。この失敗についてはリカバリーが可能な場合があるということですね。

 

ここがポイント

 

失敗するケースを見越してしっかり準備を。
返済不要の資金を得るためには相応の努力が必要です。

 

行政書士 本村綾乃