こんにちは、クロスオーバーネットワークの小玉恵美です。
今回は、相見積もりについてです。
工事を依頼する建設会社を選ぶポイントは、信頼できる工事会社・担当者であるかどうか、納得のいくプランを作れるかどうか、工事費用が予算内に収まるかどうか、が先ずは上がってくるのではなかと思います。
相見積もりって何?
あちらのスーパーの胡瓜はこちらのスーパーより5円安いわ!
と身近な商品であれば、そのモノの価値はすぐに調べる事ができますし、調べなくとも胡瓜1本が数十円だろうという事は何となく予想がつきますよね。
では、トイレの位置を5m移動するのに必要な工事費がどれくらいか予想の付く方はいらっしゃるでしょうか。
恐らく、ほとんどいらっしゃらないと思います。
想像の付かないモノの金額を提示されても、それが適正価格なのかどうかわかりませんよね。
相場を知る為に数社から同じ条件の見積もりを取り、判断材料とするのが『相見積もり』の役割でもあります。
安ければ信頼できる会社なの?
一概には言えません。
クライアントへの負担を企業努力で、誠実に対応した結果かどうかという事を判断するのはなかなか難しいでしょうね。
建築工事の見積もりには、目に見える部分の値段と、見えない部分の値段があります。
例えば、便器はそのモノの値段ですし定価があります。
一方で、工事の上手さや、丁寧さは目に見えない部分の職人のスキルへの対価です。
どこで経費を削減しているのか。
他の会社と比較してあまりに安すぎる場合はその理由をきちんと聞く方が良いです。
納得いく説明が出来るかどうかも判断材料です。
安さの理由はどこかに必ずある、という事は言えます。
相見積もりはした方が良い?
よほど信頼のおける工事会社を知っているのでなければ、した方が良いと思います。
あてずっぽうに初めから1社に絞って工事契約をする必要はありません。
建築工事はオーダーメイドです。
建築工事の相場というものはネットでも見つける事が出来ません。
納得のいくプランと価格の工事会社を探す為には『相見積もり』は必要な事だと思います。
まとめ
『相見積もり』は、相性の合う工事会社を選ぶ為のツールでもあると思います。
企業や行政が行う『入札』と思えば良いかもしれませんね。
ただし、工事会社にお声をかける際には、『相見積り』である旨を伝えてあげてくださいね。
これは建築に携わるものとしてのお願いです☆
一級建築士 小玉恵美