こんにちは!ブルームマネジメントの竹口美穂(たけぐちみほ)です。
今回のテーマは、起業に向いていないタイプについてです。私は、知的財産権に関する士業である弁理士ですので、新製品の開発に関してご相談を受けることが多く、私の知っている起業が成功するかどうかは、新製品が世の中に受け入れられてうれるかどうかがカギとなる場合が多いです。従って、この観点から記載させて頂きます。
世に受け入れられる製品を出す難しさ
世になかった画期的な製品ほど案外、世に受け入れられることを難しいのではないかと思います。もちろん、今まで治療出来なかった病気を治す薬や、今まであったらよいとの望まれていたような技術を搭載したようなものであれば、話は別です。
しかしながら、特に日常的に使用できるもので、世にあまり認識されていなかった課題を解決するようなものや、想定されてもいなかったような製品が出てきたときに、受け入れられるのは、ハードルが高いように思っています。
需要者は、既存のものの改良品と認識すれば、その製品の使い方や良さを簡単にイメージできるため簡単に受け入れることが出来ます。しかし、本当に世の中にない活気的な製品については、需要者はその必要性や良さを簡単にイメージできないです。
このため、需要者に製品を受け入れて購入させるには、その必要性や良さをイメージさせることから開始せねばならず、そのために口コミや広報が必要となります。その必要性や良さを世に広く理解してもらうために時間がかかります。
そして、画期的な製品ほど、またユーザにあまり使用されていないため、開発側が認識出来ていない課題(欠点)等も多く、その欠点を解消していくための改良が必要になるものです。つまり、市場で売れる製品となるまでにも、時間がかかるということです。
改良して改良して諦めない
従って、素晴らしい着想であったとしても、新製品が市場で売れるようになるまでには、時間がかかるため、起業が成功するためには、忍耐強い改良につぐ改良、売れるようになるまでの忍耐強い我慢が何よりも必要になると思っております。
従って、画期的な新製品を販売する起業においては、「起業に向いていない人」とは、「諦めずに売れる製品になるまで創意工夫をする忍耐力」がない人だと思います。この「忍耐力」はもしかして「情熱」なのかもしれません。
まとめ
私が、弁理士としてよく目にする、画期的な新製品を販売する起業において「起業に向いていない人」を記載させて頂きました。
弁理士 竹口美穂