【新年度!これから起業したい人へ専門家からアドバイス】(司法書士・植森春奈)

こんにちは、クロスオーバーネットワークの植森春奈です。

 

新緑の季節も過ぎ、そろそろ梅雨入り。紫陽花の季節ですね。

皆様いかがお過ごしでしょうか。

 

長く続くコロナ禍も出口が見え始めた今日この頃、アフターコロナを見据えて、やっと、今まで温めていた起業プランを実行に移される方も多いのではないでしょうか。

 

そんな事業の立ち上げに必要不可欠なもののひとつが、「社名(商号)」です。「名は体を表す」という通り、どんな名前で事業を営んで行くかということは、集客の上でも、企業風土を作り上げていく上でも重要なことだと思います。

いざ起業!という時に焦って決めてはもったいないので、事業計画と同様に社名についてもじっくり考えておいてはいかがでしょうか。

 

 

社名のつけ方はもちろん、起業するみなさんの自由なのですが、登記できる商号には多少のルールがあります。商号に使用できる文字は、日本語・アルファベット・アラビア数字の他、一定の記号のみです。

また、はじめか終わりに株式会社(合同会社)を付ける必要があります。実は、登記できる商号の長さには、特に制限がありません。1文字の会社もあれば、百数十文字(!)の会社もあるのが実状です。

過去には類似商号を制限する細かなルールもありましたが、現在ではほとんどが緩和されています。ただし、現実には、近隣に似たような社名の会社がある場合、まぎらわしく、お互いのビジネスにとって不利になる可能性もあります。トラブルや紛争のリスクを回避するため、商号の最終決定の前に、一度、似たような社名の会社がないかどうかを調べておくと安心ですね。

 

そのようなルールを踏まえた上で、実現したい理念やポリシー、座右の銘、取り扱う商品、事業を行う場所、起業する仲間の名前などを組み合わせて、自社にぴったりの素敵な社名をつけてくださいね!

 

司法書士・植森春奈