こんにちは、クロスオーバーネットワークの小玉恵美です。
すっかり気温も高くなり、寒の戻りの心配ももうありませんね。
コート類をクリーニングに出してスッキリさせたいと思う今日この頃です。
さて今回はこれから起業したい人へ専門家としてのアドバイスを、との事ですので建築士の私からは「地震への備え」についてお話しをしたいと思います。
地震は起こる?企業として備えはすべき?
皆さまもご存知の「南海トラフ巨大地震」の発生確率は30年の間で70%から80%というのが一般的です。これは国が進めた調査によるものですので、ある程度信憑性がある数字かと思います。
ただ、私が大学生の頃に教わった数字も同じだったと記憶しています。
となると既にかなりの年数が経過していますねえ。
つまりは、70から80%と言われても30年間何も起こらないかもしれませんし、今こうしている瞬間におこるかもしれないという事です。
では、経営者としてどちらの対応を取るのが正しいのでしょうか。
会社が存続している間に起こらないかもしれない地震に対して対策を講じるのはお金と時間の浪費と捉えて行わないのか、たとえ無駄になったとしても起業時から緊急事態への対策を講じるのか。
起業の際によく考えるべき項目であると私は思っています。
これはその会社の社会における立ち位置というところに繋がってくるのではないかと思います。
世の中がひっくり返るような状況下で、地域や顧客の支えとなれる企業でありたいと思うのであれば備えるべきですし、もっと柔軟でしなやかな企業を目指すのであれば何かあったその時に対応すればよいでしょう。
なんにせよ起業するからには社会的責任を負うという自負をもって、様々なリスクへ目を向けた起業計画を立て行く事をおすすめします。
一級建築士 小玉恵美