こんにちは。クロスオーバーネットワークの八木香織です。
なぜ家族は反対する?
今回のテーマは、家族の反対についてどう説得したらいい?ということですが、起業すると家族に言えば、男女問わず大抵反対されます。なぜ反対するのか。一言でいうと、心配だからです。
特に女性が起業する場合、家族は、本人が本当に起業なんてできるのか心配します。大阪弁で言えば、「ほんまにお前にできるん?」ってやつです。
そしてもう一つ。家族が心配になるのは、女性が起業すると生活が大きく変わってしまうことが多いから。これも大阪弁で言えば、「あれお前がせえへんかったら、どうするん?」ってやつ。
ここで面白いことに気付きました。実は、これらの家族の心配と、女性が起業する際の課題が一致してる。
女性の起業の課題は?
女性が起業時の課題の一つが、経営や事業に必要なノウハウ不足。曰く、「ほんまにわたしできるやろか?」
これは男性にはほとんど見られない課題ですが、家事・育児・介護との両立。曰く、「あれわたしがせえへんかったら、どうするんやろか?」
つまり、家族の心配は、本人は起業時の課題として認識していることになります。
だから、課題を解決すれば、家族を説得できる。
だから、起業時の課題をできるだけ解決することが、家族の心配を減らし、起業への家族の理解につながります。
つまり、家族を説得するためにも、ノウハウ不足をセミナーなどへの参加。また家事等の両立については、公的なものを含めたサポートを受けるなどして、少しでも課題を解決しておくことが重要なわけです。
まとめ
今回のテーマを考える際、女性を取り巻くいろいろな問題が浮き彫りになって、何だか複雑な気持ちになってしまいました。女性の起業のモチベーションの一つが、既存の社会に自分を活かす場所がなかったり、家事や育児についての周りの理解不足があったり。
だからこそ女性がどんどん自分のやりたいことにチャレンジしていくことで、いろんなことを変えていけるかなあ、なんて大きなことまで考えたりして。
弁護士 八木 香織