ラジオコーナー「Blooming Design」に出演しました【3月】

毎月第3水曜日、エフエム京都にて、結税理士法人ならびにブルームマネジメントでお送りしているラジオコーナー「Blooming Design」に弊社伊藤が出演いたしました。

こちらのコーナーでは、起業を目指す皆さんに向けて、ブルームマネジメントの各士業の専門家より、「起業において何をすべきか」をお伝えしています!

第81回目は、前回に引き続き、事業を継続するために大切な資金繰りをテーマに「創業後、どのようにお金を使うのが良いのか」についてお話ししました。

ブルームマネジメントとは?

弊社伊藤が代表を務める京都を中心に活動している女性士業の専門家チームです。個人事業主として開業経験のある、幅広いジャンルの専門家が所属。起業を目指すお客様の想いに寄り添いながら、一つの窓口で、創業に必要な各種手続きをスムーズかつ丁寧にサポートいたします。起業に関するさまざまなプログラムや交流会も実施しています!

前回、創業した後に廃業に追い込まれたりしないようにするためには、資金繰りが大切ですとお伝えしたのですが、今回は、どのようにお金を使うのが良いのかというお話になります。

お金を作るために、まずはお金を使う

お金が尽きないようにするには、なるべく節約するのが一番ということになりますが、一般のご家庭だと、会社勤めなど毎月決まった金額の給料が入ってくるという前提で考えますので、節約して出て行くお金を少なくすれば残るお金は多くなります。

でも、商売をしている場合は、そもそも入ってくるお金が決まっている訳ではありません。入ってくるお金を作るためにはまず、お金を使わなければなりません。例えば、まずお金を使って何かを仕入れて、それを売ることでお金が入ってくるという形です。これを専門用語でいうと、投資と回収ということになります。

何かを仕入れる=投資

仕入れたものを売る=回収

仮に、2万円で仕入れた鞄を5万円で売れば、投資額が2万円、回収額が5万円、利益は3万円ということになります。

投資と回収のバランスが大切

商売でお金を使うときには、使ったお金が回収できる構造になっているかが大切です。

先程の「1個2万円で仕入れた鞄を5万円で販売する」という例を引き続き使い、売上個数を増やすためには広告が必要だと判断したとします。広告を打つのに毎月50万円かかることがわかりました。

「商売として成立させるためには、それなりに沢山売って利益を沢山出すことが必要なので、まずは広告を打ってみる!」

たしかにその通りなのですが、広告を打つ前にもう少し綿密に計画を立てていきましょう。あなたならどのような計画を立てますか?

使ったお金を回収できるプランを考えてみよう

計画の第一歩として、毎月50万円かかる広告費を、鞄を売って回収するためには毎月何個売る必要があるかを考えます。

1個2万円で仕入れた鞄を5万円で売るのですから1個あたりの利益は3万円ですね。広告費の50万円を3万円で割ると16.6ですから17個は売らないと広告費は回収できません

さらにいうと、広告費だけではなく、鞄を仕入れたり売ったりする人の人件費も必要です。また、販売店舗の賃借料や、店舗の光熱費などもかかります。様々な経費も考えた上で、1ヶ月に何個の鞄が売れなければならないのか、という計画を立てる必要があります。

固定費を厳しく見極める

そして、もう一つここで大切なのが、固定費という考え方です。

固定費とは、毎月の売上と無関係に、毎月出ていく金額がほぼ決まっているもので、家賃、人件費、リース料、通信費など、毎月必ず支払う経費に多いですね。

例えば、先程の1個2万円で仕入れた鞄を5万円で売るという例で、月に20万円で人を雇ったとします。月に10個売れて売上50万円の月、人件費20万円は払えますが、1個しか売れなくて売上5万円の月は、人件費を支払うのも厳しいということになります。

固定費は、月の売上がゼロでも必ず出ていきます。

では、固定費をなくせば良いのかというと、それも難しいです。固定費は商売の発展には欠かせないもので、人を雇わない、店舗や事務所を借りないで商売を大きくするには限界があります。

だからこそ、毎月払い続ける価値があるのかを見極めることが重要です。生き残っていく会社は、必要な固定費を厳しく見極めています。

手元資金を準備しておく

固定費との関係で、手元資金を準備している会社もあります。いつでも支払いに使えるよう会社が持っている現金や預金のことを手元資金と言いますが、どのくらい準備しておく必要があるでしょうか?

売上の何ヶ月分、業種によって目安がある、など様々な考え方がありますが、ここでは固定費との関係で考え、固定費の6ヶ月分というのが一つの目安になります。

手元資金が固定費の6ヶ月分あれば、仮に売上ゼロの月が続いたとしても、支払不能になるまでに6ヶ月程度の猶予があることになり、そのくらいの期間があれば立て直しを図ることができるだろうという、単純な理由ですが、意外と多いなと感じられる方もいらっしゃるかもしれません。

逆にこれくらいの猶予がなければ、正しい判断をする前に資金が尽きてしまうということになります。いざという時の時間を確保するための手元資金を確保しておくことは大切です。

前回に続き、2回にわたって資金をテーマにお話ししましたが、商売でのお金の使い方は直感やセンスではなく、回収できる構造を考えているかという点に尽きます。お金の使い方の意識が変わるだけで、事業が継続していく可能性は高くなりますので、ぜひ意識してみてください!

今回は、事業を継続するために大切な資金繰りをテーマに「創業後、どのようにお金を使うのが良いのか」についてお話ししました。

毎月第3水曜日にお届けする起業を目指す皆さんのためのコーナー「Blooming Design」。次回もお楽しみに♪