毎月第3水曜日、エフエム京都にて、結税理士法人ならびにブルームマネジメントでお送りしているラジオコーナー「Blooming Design」に弊社伊藤が出演いたしました。
こちらのコーナーでは、起業を目指す皆さんに向けて、ブルームマネジメントの各士業の専門家より、「起業において何をすべきか」をお伝えしています!
ブルームマネジメントとは?
京都を中心に活動している女性士業の専門家チームです。個人事業主として開業経験のある、幅広いジャンルの専門家が所属。起業を目指すお客様の想いに寄り添いながら、一つの窓口で、創業に必要な各種手続きをスムーズかつ丁寧にサポートいたします。起業に関するさまざまなプログラムや交流会も実施しています!

73回目となる今回は、「ビジョンの必要性」についてお話ししました。
ここでいうビジョンとは、その会社が目指している将来の姿のことです。こんな製品を販売して人々の役に立ちますとか、こんなサービスを提供して人々の役に立ちますという、近未来の具体的な会社の姿です。
ビジョンが明確であれば、社内で働く人達もそのビジョンの実現という同じ目標に向かって結集できたり、ビジョンに共感した社外の人達が製品やサービスを購入してくれたり、好影響をもたらしてくれることがあります。
よって、ビジョンには重要な役割があると考えていますが、先輩経営者の全員が起業する時からビジョンを持っていた訳ではないと思います。起業のご相談を受けている際も、「自分にはビジョンがないのですが起業しても大丈夫でしょうか?」という質問を受けることがよくあります。
商売を続けていると、全然売れないとか、トラブルに巻き込まれるなど、多くの困難に突き当たります。そんな時には商売を苦しいと感じてしまい、自分は何のためにこんな苦しいことをしているのだろうと悩むこともあります。何度もそんな経験をするうちに結果的にビジョンが描かれることもあると思います。
繰り返しになりますが、ここでいうビジョンとは、自分の商売を通じて、人を幸せにしたり社会の役に立ったりするという目標です。 「ビジョンがないから起業できない」と頭でっかちになる必要はなく、商売がしたいから商売を始める、そんなスタートであったとしても、目の前の事業を誠実に続けていれば、やがてはビジョンが描けると思っています。

さて、ビジョンといえる程のものはないけれど、とりあえず商売を始めたとします。
商売で一番必要なのは、売上を上げることです。
あなたに仕事を依頼してお金を支払ってくれるお客様が何よりも必要です。そして、肝心なお客様の獲得ですが、商売の基本は人脈ということで、各種の勉強会など様々な集まりに出かけて行き、沢山の人に会うのは常道です。
自分を知ってもらい、人と人とのつながりによってお仕事をいただくのも大切なことだと思います。特に創業間もないときは、人からの紹介は大事にしたいですね。その際、興味を示してくれそうな人に自分の商売を説明します。許される説明時間はどれだけあると思いますか?
答えは、たったの30秒です。自分自身や事業の魅力をいつでも分かりやすく伝えられるように準備しておくことは非常に重要だと思います。
「うまく話すにはどうしたらよいのですか?」と聞かれることもありますが、実のところ地道な努力が欠かせません。何を伝えれば相手の心に響くのか、真剣に考えれば考える程、自分の商売は人をどのように幸せにするのだろうということに考えがおよんでいきます。
無駄をそぎ落とし、自分のしたいことを的確に、そして、相手の心に響くよう簡潔に話せることで、相手の行動を促すことができると思います。いつチャンスが巡ってきても対応できるように準備しておくことこそ、チャンスをつかむ一番の近道というわけですね!
今回は「ビジョンの必要性」についてお話しさせていただきました。毎月第3水曜日にお届けする起業を目指す皆さんのためのコーナー「Blooming Design」。次回もどうぞお楽しみに♪