こんにちは!クロスオーバーネットワークの八幡順子です。
今回のテーマは、「私を変えた1冊」、 「事業を行ううえで“女であること”との向き合い方」
私を変えた、というよりは、勇気づけてくれる1冊。
『半日村』という絵本です。
周りを高い山に囲まれたこの村は、日照時間がとても短くて、半日しか日が当たらない。
だから一生懸命畑を耕しても作物の実りが悪く、貧しい村だった。
その村のひとりの少年が、ある日・・・
というお話。
はじめの一歩の「行動」を起こすことの大切さ。
馬鹿げていると嗤われても、続けていると協力者が現れること。
リーダーのあり方。
まさに「千里の道も一歩から」そして「継続は力なり」という強烈なメッセージ。
滝平二郎の切り絵の素晴らしさと相まって、本当に勇気の湧いてくる一冊なのです。
大人になってからも、何回も読み返している絵本です。
「女であること」との向き合い方
高校生くらいから、「なぜ男に生まれなかったんだろう」とよく思っていました。
「男に生まれていたら、もっと人生を自由に冒険できるのに・・・」
「男だったら、もっと仕事を任されて、バリバリキャリアを積めるのに・・・」
「男だったら、結婚や出産に左右されることなく仕事できるのに・・・」
20代は、そんなことをよく考えていました。
産業社会のなかで、「男に負けてたまるか!!」と、だいぶ肩に力をいれていたように思います。
そんなときに、恩師に言われたひとことが、
「いつまで男の周回遅れをやっているんですか?」というもの。
男に負けるか!と、男の前を走って、男に勝ったような気持ちになっていても、それは所詮、男の周回遅れで前を走っているだけじゃないの?という
けっこう衝撃的なヒトコトでした。
せっかく女なのであるから、「男に負けるか!」には意味がない。
そんなとき、ちょうど出産をし、突然みえてきたのです・・・当たり前のことなんですが・・・
「この世界の半分は、女でできている!」
さらに言えば、すべての人がお母さんから生まれてきた。
つまり、「この世界は女が創っている!」
そう思ったら、女であることの方が、がぜん楽しくなってきました(^^)
女である私が、天から与えられた命をどう使うのか。
女として、この世界にどう働きかけ、どんな世界を共に創るのか。
仕事はなんでもいいのです。ビジネスだけでなく家事も育児も仕事です。
誰もが、それぞれの仕事を通して、自分自身の「はたらき」を開花させる。
そんな社会を創る一役を担えるといいなぁ。
それでは、次回は、公認会計士・税理士の伊藤弥生さん。よろしくお願いいたします!
社会保険労務士/八幡順子