こんにちは!クロスオーバーネットワークの伊藤弥生です。
3巡目のブログのテーマは、①私にとっての今年の漢字、②起業に向けてまず準備すべきことです!!
今年の漢字はずばり「走」!
突然ですが、私は小中学生の頃、かなりの読書マニアでした。
幼少期、両親の教育方針なのか、あまり外で遊ぶことが許されなかった私にとって、図書館で本を借り、自室でひとり夢を膨らませながらページをめくる読書のひとときは、未知の世界とつながっている気がする、とても贅沢で大好きな時間でした。
特にファンタジー物が好きでしたね。
その中でも、不思議の国のアリス・鏡の国のアリスは何度も読み返しました。
鏡の国のアリスの一節。赤の女王の言葉。
『ここでは同じ場所にいるためには、力の限り走らねばならぬのじゃ。どこか他のところに行きたければ、少なくともその2倍の速さで走らなければならぬのじゃぞ。』
「赤の女王仮説」として進化遺伝学の世界でも引用されていますね。
私がこうやってテレビを見ながらぼーっと過ごしているとき、それこそ寝ていて何もしていない時も時間は経っていて、それこそ2倍の速さで走っている人がどこかにいる!!私はどんどん置いていかれる!
と、無性に焦ったことを覚えています(笑)
大人になった今もその焦りはありまして、目まぐるしく移り変わる環境の変化に柔軟に敏感に反応し、スピーディーに動くことをモットーに日々を過ごしております。経営者となった今では、生き物である経済とうまく付き合っていくことが商売を持続させる上では大切ですしね。
今年は、クロスオーバーネットワークの活動が地域再生大賞の京都代表としてノミネートされたり、クロスオーバーネットワークから生まれたブルームマネジメントが京都信用保証協会さんとコラボブログを始めさせてもらったり・・・と新しく道が拓けていくような出来事もたくさんありました。こちらの活動についても続けていきたいものです。
走り続けることが「今日より明日をより良くする」ことに繋がると確信しており、そのつもりで1年間、それこそ走り抜けてきました。
と、いうことで今年の漢字は「走」です!
師「走」に入りました。やり残したこと、たくさんあるのでこのままフルスロットルで走り抜けたいと思います!
なんといっても資金力。です
起業に向けてまず準備すべきものは「お金」です。
『金が全てじゃねぇが、全てに金が必要だ。』と、闇金ウシジマくんも言っています。あれ?前回の漫画ネタをまだ引きずってます?(笑)
商売において最初に必要なお金のことを初期投資(イニシャルコスト)といったりします。飲食店であれば、物件の取得費や内装工事費用、厨房機器購入費、食器や調理器具を買ったり・・・と開業する前の出費のことです。
この際、ポイントになるのは何年で回収できる投資なのか、ということです。具体的には、5年以内で回収できるような投資額を設定するところにあります。
例えば、毎月の売上(200万円)から諸経費(180万円)を差し引いた利益が20万円であるならば、5年(60カ月)で1,200万円となり、1,200万円までの初期投資であれば5年で回収できるという計算になります。これが利益5万円となると300万円となりますね。そうなると、「居抜き物件しかないよな」とか「割と思い切った投資ができるんじゃない?」・・・とか具体的なイメージが沸いてきますよね。
また、開業すれば多くの売上が見込めなくても食材費、家賃、水道光熱費、広告費などの運転資金(ランニングコスト)が発生しますし、商売が軌道に乗るまでにはお金が出ていく一方ですから赤字に耐えられるだけの貯えも用意しておかなくてはいけません。
開業1年目でどれだけのお金が必要かできるだけ正確に算定し、万が一、売上が上がらなくても最低限1年間は持ちこたえるくらいの運転資金は用意しておかなくてはいけないと思います。業種・規模にもよりますが、最低300万円は欲しいところですね。
このような初期投資額と運転資金を開業前に準備しておくこと。
開業資金の準備、これが一番最初にやるべきことです。
開業資金は、貯金と融資から賄います。
今では貯金がなくても借り入れを起こすことはできますが、融資を受ける際には開業資金の半分は貯金で準備できているのが望ましいですね。
その理由は、起業に向けての心構えを見せることにつながるからです。
融資を行う際には、事業の将来性はもちろんのこと、起業家がどれだけの熱意をもって今に至っているのかにも注意を払います。
コツコツ貯めてきた通帳の貯蓄残高は起業に向けての努力の証ですからね!
もし、起業を考えている方は是非とも今から未来に向けて貯金をしてください。
貯金を始めることから起業準備は始まっているのですよ。
それではお次は、中小企業診断士の大嶋ひとみさん。よろしくお願いいたします!