私は京都で公認会計士・税理士事務所を開業しております。
起業相談に力を入れて早10年!多くの方の起業を支えてきました。
起業は究極の自己実現。
起業を志す全ての方が、生き生きと生きられるよう、精一杯会計面からサポートするのが私の使命です。
起業のよろず相談窓口
何か商売を始めようと思ったときに、最初に相談する専門家が税理士ではないかなと思います。個人で商売するにしても、小さな会社を作って商売するにしても税金を納める義務がありますので、とりあえず「税」の専門家である税理士に相談しよう、と。
特に起業したばかりの時は、税理士が経営のよろず相談窓口になることが少なくありません。例えば、「従業員を雇いたいのだけれどどんな手続きをとればよいのか」とか、「住所を移転したいのだけれどどんな手続きをとればよいのか」といった相談の場合、それらは税務と関係する部分もあるのですが、社会保険労務士や司法書士といった他の士業の専門分野と重なる部分もあります。
そんな時に、まず税理士が様々なアドバイスを行い、必要があれば窓口となって他の専門家に取り次いでいます。
まさに経営に関する「かかりつけの近所のお医者さん」という感じですよね。
「10年後の私が言いたいこと」を考える。
「10年後の私のために」今何が出来るのか、それを考えていつも行動してきました。
よく美容系のCMなんかでもコピーが流れるあれです。
今日の地道な積み重ねが10年後大きな成功を生み出す。
地道に努力し、研鑽を重ね、そして進化するためにある意味自分を追い込むこと。
10年後の私が喜んでいるためには何が出来るのか、それだけを考えて仕事に打ち込んできました。
その結果、手に入れたものも多かったですが失ったものも多かったです。
新型コロナウィルス感染症が広がる今。
私の価値観も少し変わってきました。
10年後の私が今、問いかけるなら何だろう。
10年後の私のために今、捨てるものが10年後の私に後悔させないのか。
と、いうことで私の新年度の目標は、「少し休む」とします!
少し休んで、家族や友人との時間を大切にしよう。
少し休んで、何も考えず、音楽や映画を楽しもう。
少し休んで、気ままに旅にでも出てみよう(今は自粛ですが。)
私にとって少し休む、というのは、仕事を忘れるっていうことです。
何でも仕事のために、だったことを少しリセットしようかな。
なにげに私にとっては一大決心だったりします(笑)
何でも自分次第。
自営の良いところ悪いところですが、何でも自分次第。これにつきますね。
良いところは総取りってとこです。
お金も名声も余すことなく自分のものとなります。
そういう意味で究極の自己実現が自営でしょうか。
悪いところは、常に不安がつきまとうことです。
自営に伴う経済的な精神的な不安が常に離れません。
多くの自営業は、いわば大海に漂う小舟のようなもので、大手の企業が同じサービスを提供しようものなら簡単に吹き飛ばされますし、今回のコロナウィルス感染症のような事態の元では時間が長引けば長引くほど資金的にも持ち堪えるのは難しくなります。
緊張感が常につきまとうところがやはり自営の辛いところだと思います。
うーん、こんなこと書いちゃうと、起業したくなくなりますかね??
とはいいながら私はこれからも自営業を続けることになります。
おそらく多くのつらさと引き替えに手に入れた果実の魔力にとりつかれているんでしょうね。
限りある時間の中で、ゾクゾクした緊張感を持ちながら生きていくスリリングさはやはりお勤め時代には味わえなかったし、私にはそれが合っているようです。
公認会計士・税理士/伊藤弥生