【公認会計士の標準的な一日】(伊藤弥生)

こんにちは、クロスオーバーネットワークの伊藤弥生です。

今週から毎木曜日は、各士業の標準的な一日というテーマでリレーブログを書いていこうと思います!
まずは私、公認会計士から。

公認会計士といっても働き方は様々。
組織に勤めるもの、独立開業するもの、会計とは別の領域で働くもの、色々です。

日本にいる公認会計士の半分は「監査法人」という公認会計士が束になって作っている会社に勤めています。
ここでは、通常の会社勤めと同じです。基本、週休2日で働きます。
ただ、違うのはお客さんのところに週替わりで伺うところですね。
多くはお客さんの会社の会議室に通されて、そこで帳簿や請求書、レシートとにらめっこしています。

そうそう、監査法人に勤める公認会計士がしている仕事の多くは「監査」です。
上場会社が作成する決算書が会計のルールに則って適正に作成されているか調査し、保証するという仕事です。
上場会社の発行する株や債券を買っている投資家は多くいるでしょうから、不適正な情報をつかんで意思決定をミスリードさせてはいけないということから公認会計士の監査が義務づけられているのです。

私も公認会計士試験に合格してすぐは監査法人で修行をしました。
毎朝、7時過ぎの電車に乗って、大阪のお客さんのところへ行き、17時まで監査の仕事をして監査法人の事務所に寄って20時頃家に帰り着く・・・というのが標準的な一日でした。
もちろん繁忙期は残業もしますし、出張だってたくさんありましたね。

 

次に、独立系の公認会計士。
上場会社を相手にする監査法人に勤める公認会計士と違い、独立系の公認会計士の主なお客様は中小企業

公認会計士は登録することによって税理士業務も行えます
多くの独立系の公認会計士は税理士登録をしていて、税理士業務をメインにやっていることが多いですね。
税理士業務とは、お客さんの確定申告の代理や帳面付けを行うことが主です。
もちろん、その過程で経営の相談に乗ることもしばしば。

今の私は、伊藤弥生公認会計士・税理士事務所を経営していますから、独立系の公認会計士。
仕事の割合は、公認会計士ならではの業務(監査や買収調査、株価算定など)が1/3、税理士業務が1/3、会計の研修業務が1/3というところですね。

なので、必然的に時間が足りない!!!

日中は研修業務やお客さんのところに伺っておりますので、帳簿付けや研修の資料を作成するのは、必然的に事務所の営業時間が終わってからや土日になっちゃいます><働き方改革が声高に叫ばれる中、これではいけないなぁと思っております(笑)

ではでは、来週は中小企業診断士の大嶋ひとみさん。
よろしくお願いいたします!

公認会計士・税理士/伊藤弥生