こんにちは、クロスオーバーネットワークの大嶋ひとみです。
「複数の金融機関と取引するメリットとは?」
さて金融機関から借り入れもでき、晴れて開業しました。
いろいろなお金の計算を自分でするようになり、他の金融機関さんの評判も聞くようになります。うちもこの金融機関さんと取引してみたいな~と思うことがあるかもしれません。
ここでのお悩みとしては、
メインバンクさんだけと取引をするのがいいのか(一行取引)複数の金融機関と取引(二行以上の取引)したほうがいいかどうかということ。
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正直これについての答えはありません(^_^;)
税理士さんとお付き合いなどしていると、
1つの金融機関さんとだけお付き合いをする一行取引ではなく、二行取引したほうがいいとアドバイスを受けることがあります。
これは万が一のため、2つ以上の金融機関さんと取引をしておいた方が、いざと言うとき
相談できる存在があって安心だという考え方もあります。また金融機関さんによって考え方が違うので、A銀行ならダメだったけれど、B信用金庫ならOKだったということもあります。
また2つ以上の金融機関さんと取引しておくと、お互い競わせることができ、金利等より有利な条件を得られることもあるかもしれません。
金融機関とて人間!
では逆に二行以上と取引することのデメリットについても考えてみましょう。
いよいよAIが融資の審査をする時代とは言われていますが、金融機関とて人間。
結局は人間が判断をしています。
ご自身の人間関係に例えてみてくださいね。
例えば困っている友達がいて、
その困っている友達のために何とか自分の時間を割いて助けてあげた。
少しすると、別の知らない友人と仲良くしていたら、どう思うでしょうか。
なんだか、もうその友達を助けてあげたくなくなるかもしれません。
もしあなたの起業で金融機関の担当者が、なかなか厳しい審査のところを一生懸命融資が通るよう頑張ってくれていたり、その後もフォローなどで気にかけてくれていたりしたら、まずは最初にお世話になった金融機関を大切にするべきかと思いますがいかがでしょうか。
大切なのは金融機関との「関係性」
関係性と言うのは一朝一夕に築けるものではありません。
先方から融資のお声掛けがあると喜んで飛びつくのも良いですが、メインバンクさんとの関係をよく考えた方がいいと思います。
預金取引ぐらいなら、複数の金融機関で口座を持つのも良いとは思いますが、
あちこち預金口座を作って入出金していると管理をするのも大変です。
金融機関とて人間。
自分の身近な人の人間関係に置き換えて考え、よいお付き合いをしていきましょうね。
中小企業診断士/大嶋ひとみ