【内装工事のスケジュール。どれだけの時間の余裕が必要?】(小玉恵美)

こんにちは、クロスオーバーネットワークの小玉恵美です。

 

今回は内装工事のスケジュールについてです。
『工事』と言うものはあまり身近ではなく、想像しにくいものだと思います。

計画をしている時は、夢が膨らみワクワクするのですが、実際に工事というステップに進む頃になると、『心配』や『不安』というネガティブな感覚になりがちです。
その要因の一つが『スケジュール』にあると言えます。

 

工事ってどんな風に進んでいくの?

契約書を交わすと、職人さんや材料・商品の手配が始まります。
この時点で、『工事費』が発生します。
とは言え、実際には職人さんの仮押さえは出来ているので「すみませ~ん。職人さんが段取り出来なくて着工が遅れます。」なんていう事はありません。
ですので、決められた着工日通りに工事はスタートします。
そこから、解体・撤去しなければならないモノがあれば解体工事となりますし、テナントなどで既にスケルトン(何もない状態)になっている場合は大工工事が始まります。
大工工事と同時に、水道工事、電気工事、ガス工事などの完成後には見えなくなる部分の工事が進み、見える部分の内装工事、家具工事、キッチン工事などが行われ、最後に清掃をして工事は終わります。
かなりざっとした説明ではありますが、工事は大体このような感じです。

 

工事が終われば全て完了?

工事が終われば、いざOPEN!という訳にはいきませんよね。
店舗面積や業種によりますが、役所の検査を受けなければいけません。
事前の申請通りに出来ているか、法律に違反していないか。
是正箇所が見つかれば、再度工事をして直さなければなりません。

 

じゃあ、どれくらいの時間の余裕が必要なの?

工事の規模、内容によって工事期間は様々ですが、計画に変更がなければほぼ工事店の工程表通りに終わります。
大切なのは、工事が終わってからOPEN予定日までの余裕です。

家具や備品の搬入、研修期間などは工事と役所検査が終わってからでなければ進められません。
工事全般が全て終わってから、開業に必要となる準備時間の把握が大切になります。

 

希望する日でOPENするためには。
先ずは、オーナー自身がしなければならない開業の為のスケジュールを作成してください。
そこに、工事店が提出する工事期間をプラスする。
これがOPENまでに必要な全体のスケジュールを把握するのに最も正確でシンプルな方法です。
希望する日にOPENするには、それら必要となる日数から逆算すればいいですよね。

 

 

まとめ

建築工事が始まれば開業までのカウントダウンが始まります。
オーナーは様々な手続きを抱えた状態で工事が進んできます。
しなければならない事が他にも沢山あり、気が付けば準備も出来ないままOPENの時・・・!
なんて事にならない為にも、しっかりと全体スケジュールを作成して余裕のある開業準備をしてくださいね。

 

一級建築士 小玉恵美