こんにちは、クロスオーバーネットワークの大嶋ひとみです。
今回は、創業融資の全体の流れについて簡単にご説明させていただきますね。
創業融資には創業計画書は必須です!
どこの金融機関で借りるときも創業計画書は必須。これがないとお話にならないと言っても過言ではありません。
金融機関によって計画書の書式は違いますが、だいたい構成は似ています。
まず金融機関への融資のため、というより自分の始めたい商売をじっくり見つめなおすためにもまずは創業計画書を作ることがスタートです。
創業融資は申込してからどれくらい時間がかかるの?
恐らく多くの人の関心事はどれくらい時間がかかるの?ということだと思います。
ただこの質問は正直なかなか答えるのが難しい質問です。
なぜなら創業融資はクイックローンのような商品ではないので、計画がしっかりしていて、開業準備が十分だな、と思える人に対しては比較的融資は早くおりますし、逆に計画がボンヤリしていて、本当に開業できるのか、開業しても返していけるのか、と不安に思える人は、うんと時間がかかったり、あるいは借りられなかったりするかもしれません。
ただ一つ言えるのは、前者の「計画も開業準備もしっかりした人」であってもファーストコンタクトから最低1か月かかると思っておいた方がいいでしょう。
なぜなら融資は担当の人だけでなく、金融機関の上司のハンコがもらえて初めてOKになるので、その準備に時間がかかりますし、また新しい融資のお客さんとなると事務的にも色々な登録があったりして、どうしても時間がかかります。
そのあたりの時間も見越して資金の計画をしていきましょうね。
創業融資の申し込み、の前に・・・商売用の「預金口座」を作ろう。
融資の申込みの前に預金口座を作るべきか、作ってから預金口座を作るべきか、という質問もよく頂きますが、「融資の前」に預金口座を作ることをおすすめします。
なぜなら現時点では商売のカタチがなくても、まずは商売を始めるという最初の一歩を踏み出したというということを金融機関にじかに伝えることができるからです。
豊臣秀吉の墨俣城、ではないですが、とりあえずプレハブの城でもいいので作っておけば、相手に信用してもらえる、ということですね。
まとめ
創業融資は正直言って金融機関にとっても審査をするのがとても難しいものです。
なぜなら既に実績があるところなら分かりやすいのですが、それがない中で判断をしなくてはいけないからです。
そのため、先ほどプレハブの城と言いましたが、口座を作ったり計画書を作ったりして、相手を納得させることが必要です。そして融資がおりたら、本物の城を作っていき、信用を積み増ししていく。こうして金融機関とのお付き合いをしっかりしたものにしてくださいね。
(中小企業診断士/大嶋ひとみ)