【こんな人は創業融資を受けられない!】(大嶋ひとみ)

こんにちは、クロスオーバーネットワークの大嶋ひとみです。

さて創業にあたり、金融機関に融資の相談をしようと思っている方!
金融機関に相談する前に、心しておいて頂きたいことがあります・・。
なので、ちょっと過激な(?)タイトルにしてみました!

 

「信用」がないと融資は受けられない。

前回のブログでは金融機関とお付き合いするうえで「信用」はとても大切で、「信用」を「お金」と同じように「積み増し」することが大切だとお話ししました。

では「信用」が「ない」と判断されてしまうのはどのような時でしょうか。

 

「税金滞納」「高い利息での借入」「小さな嘘」「コンプライアンス軽視」

簡単に列挙してみましたが、税金を滞納している、とか、消費者金融等、高金利のところでお金を借りている、といったことは「計画性がない」とか、納期などの「約束を守る」ことに対して意識が低いと思われてしまいかねません!

自分をよく見せるためについついしてしまう「小さな嘘」は後々大きな「信用」の失墜につながりかねません。たとえ些細なことでも金融機関に提出する書類に虚偽があるのは絶対に禁物です。

最後に「コンプライアンス」について。最近では「コンプラ」とよく略しますね。
Wikiなどによると「法令遵守」と書かれていますが、もっとくだけた言葉でいうと「法律」やその他社会の「ルール」を逸脱することなく、しっかり守っているかどうか、ということ。コンプライアンス遵守やその意識をしっかり持っているかについても金融機関はしっかりチェックしています。

 

知らなかったでは済まされない、のが経営者

金融機関ではことのほか「コンプラ」を重視します。
なぜなら金融機関自身が高いコンプライアンスを求められるため、融資先にも高いコンプライアンスを求める、からなんですね。

「信用」を積み増しすることが大切と書きましたが、「ルール」を守って商売をする、というのは「信用以前」のこととして、金融機関はすご~くチェックしているわけです。

したがって自信がない時は必ず「専門家」や「役所」等に聞く。
知らなかったでは済まされない、というのが「経営者」。
きちんと調べて真っ当に商売をしているということを示すのは「信用」の前提ですし、自分自身を守ることにもなるのです。

 

まとめ

なかなか手厳しいことばかりお伝えして気持ちの良い記事ではなかったかもしれませんが、「信用」を積み増しするのは金融機関だけでなく商売のお客様との関係と一緒ですよね。
商売を長く続けるためには「赤信号」はもちろん焦って「黄色信号」を渡る必要もありません。堂々と「青信号」を渡りましょうね。そのためにも「専門家」をうまく利用することが大切です。

 

(中小企業診断士/大嶋ひとみ)