こんにちは、クロスオーバーネットワークの大嶋ひとみです。
さて商売を始めると、これまでになかったような面々との「お付き合い」が始まります。
人を雇ったなら従業員、賃貸物件を事業所にするなら家主、モノを仕入れるなら仕入れ先、そして金融機関・・。
いずれもプライベートのお付き合いと違い、「利害関係がある」というところで共通しています。もちろんあなたの事業のために協力してくれる人たちでもあるのですが、お付き合いの仕方ひとつで事業運営のやりやすさが変わってくることがあります。
ここでは金融機関とのお付き合いについて書かせていただきますね。
あなたのメインバンクは?
よくテレビなどで聞く言葉「メインバンク」
「え、うちなんて小さな会社にメインバンクなんてあるんですか?」と言われる方もいらっしゃるかもしれませんが、
小さな会社ほど「メインバンク」って大事なんです。
「信用」は少しずつ築くもの。
「規模」も「実績」も「知名度」もない小さな会社や創業者は、なぜ大企業よりもお金を借りにくいのか。一言でいうと「信用」が相対的に見てないからなんですね。
「なんでよ~、私のこと信用してよーー(><)」と思うかもしれませんが、
テレビCMなどで見る大企業ならまだしも、知らない企業をいきなり信用する、というのは難しいですよね。
自分は自分のことを知っていて当たり前。
でも相手はあなたのことを知りません・・。
友人や恋愛関係だってそうなんですが、困ったときだけ自分のことを「分かってよ」っていう人ってどうでしょう?
メインバンクへの「信用」を積み増しする。
知ってもらうためには、まずは今後お付き合いしたいな、と思う銀行や信用金庫、つまりメインバンクの口座をお財布代わりにしてみてはどうでしょう。
例えばお客様から振込していただく自分の口座を、ネット銀行の口座などにするのではなく自分がこれからメインバンクとしてお付き合いしたい銀行の口座を振込指定口座にするなど。
そうすると「あ、売上が入っているな、商売をやっているんだな」と分かりますし、
「うちをメインバンクと考えてくれているのか」と金融機関が考えてくれると、いざ融資が必要になったときに相談しやすくなります。
まとめ
金融機関だって「知らない人」より「分かっている相手」の方が融資をしやすくなるのではないでしょうか。
小さな会社こそ、こうした地道な積み重ねでメインバンクとの付き合いを大事にすることが大切だと思います。
(中小企業診断士/大嶋ひとみ)