クロスオーバーネットワークの村尾です。
社会人になってから、たくさんの働く女性の先輩の姿を見てきました。
そしてその姿というのが非常に多様でした。
それぞれが置かれた立場、環境等が違うのですから、多様なのは当たり前ではありますが。
ですが、その多様さが一つの要因となって「この人のようになりたい」という思いが描きにくかったようにも思います。
まさに現在、女性活躍推進で課題になっている「ロールモデル不在論」に繋がるのかなと。
そもそも「ロールモデル」がいないと女性活躍はできないのか、リーダーになっていくことができないのでしょうか。
確かに、ロールモデルがいるということは、自分の近い将来の姿、そしてそうなるまでの道程がイメージしやすいというメリットがあります。
その反面、先ほども述べた通り、それぞれに置かれた立場や環境、そして時代も違うのですから、ロールモデルを見つけたからといって、そっくりそのまま自分に当てはめること自体が難しいのではないかと思います。
そこで、ロールモデルつまみ食い論!!
Aさんのこの部分、Bさんのこの部分、Cさんのこの部分・・・といいとこ取りで「理想」を作り上げていこうというやり方です。
仕事に対する姿勢、仕事の進め方、部下や取引先とのコミュニケーションの取り方、家庭とのバランスの取り方・・・etc.
あくまで「理想」ですから、いいとこ取りです。
そしていいとこばかりが自分に反映できているかといえばそうでもないのですが・・・^^;
そんないいとこ取りな「私の理想のリーダー像」、今まで出会ったロールモデルズに共通していたことは、他者への視点を持っていることです。
部下の成長のために、時に厳しくハッキリと物を言うこと、従業員の家族や生活のことまで考えること、出入りの業者さんの利便性まで考えること・・・
いつも自分のことで精一杯な私にとっては、「リーダー」が広い視野を持って、時には「無私」で仕事に邁進されている様子を見て、「リーダーとはかくあるべき」と思ったものです。
そして、そんなリーダーの姿を見て、私もまた後輩が入ってきたときはそのように接しよう、自分がプロジェクトを引っ張る立場に当たった時は一緒に働くメンバーがやりやすいように考えよう、と自分以外の他者への視点を考えるようになりました。
私自身、まだ自分が「リーダー」の立場になった場合のことをあまりイメージできていないのですが、年齢的にもそろそろ引っ張って行くことを意識しなければと改めて感じました。
その責任の重さにつぶれてしまわないよう、人としても強くなっていきたいものです。
それでは、次は湯浅かずみさん。
かずみさん、よろしくお願いします!
クロスオーバーネットワーク/村尾智子