こんにちは、ブルームマネジメントの八ツ元優子(やつもとゆうこ)です。
創業1年目は、創業直後の始動で手一杯で、なかなか長期的な目線での意思決定が後回しになりがちですね。私自身や専門家として見てきた事例の創業(独立)1年目を振り返り、今回のテーマ「創業1年目にやってよかったこと・やらなくて後悔したこと」を書いていきます。
継続的な取引先の確保
創業後も事業は長期間続きます。そのため、安定的な事業継続を実現するため、創業1年目(理想を言えば創業前)から、単発の仕事だけで終わらせず、今後も継続的な取引をしてもらえるよう、心がけることは大事かなと思います。
最初は、ほぼ単発の仕事から始まり、そこでの仕事の成果を見て、「次も依頼しよう。」と思ってもらい、実際に「今後、継続的に取引しましょう。」となると思うので、まずは、最初の単発の仕事を一所懸命やることです。
その上で、今後も継続的な取引をしてもらおうという心がけがあることで、その取引先にどういうニーズがあり、そのニーズに継続的に対応できることを仕事内容で感じてもらうことで、継続的な仕事につながっていくと思います。 私自身、創業1年目に、「今後も継続的な取引をしてもらえるよう心がけ」て、仕事をしたことは今につながっていてよかったと思っています。

人の入れ替わりを常に意識する
繰り返しになりますが、創業後も事業は長期間続きます。
その中で、従業員を雇い事業をされる場合、従業員の入れ替わりはあるものと考えておくことは大事だと思います。従業員でなくても、共同で創業した共同経営者がいなくなることもあり得ます。創業時は、頭では、人の入れ替わりや離脱はあり得ることだと思っていても、実際には「それは先の話だろう。」などと、現実化することとしてとらえていません。
しかし、従業員も退職することはあります。共同経営者も去っていくこともあります。そのようなとき、人が入れ替わる・いなくなることで事業自体の継続ができないほど、その人に依存していると、大変な目に遭います。人の入れ替わりや離脱に対応するため、創業時よりも時間・労力を使うことになるかもしれません。
創業時に、人の入れ替わりや離脱を現実化することとしてとらえていれば、その「人」に依存しない仕組み作り(仕事のマニュアル化、仕事を依頼している側は仕事を任せながらも進捗等細部まで把握する等)を構築しておくことができます。
創業1年目に、人の入れ替わりや離脱はあるものと常に意識して仕事をすべきと思います。
まとめ
創業1年目は、悲観的な将来を想定することが難しく、それに対する対策を講じないまま突っ走りがちです。せっかく、立ち上げた事業を安定的に継続するため、人の体験談や専門家の話を参考に対策を講じてもらえればと思います。
弁護士 八ツ元優子