こんにちは。クロスオーバーネットワークの八木香織です。
今回のテーマはビジネスコンテスト。自分で事業を始めたいと思っていても、何から始めたらいいのかわからなかったり、自分の計画に自信が持てず踏み出せずにいる人は多いと思います。
そんな人こそビジネスコンテストに参加してみてください。自分の夢が形になって見えてきます。
そこで今回は、ビジネスコンテストで勝つための7つのポイントを解説します。
コンテストに参加するメリット
コンテストで上位に入賞すると、賞金や融資等の金銭的な援助が受けれることが大きな魅力であることは言うまでもありません。ですが、参加することのメリットは金銭的なものだけではありません。
たとえば、コンテストに参加することで、起業や新規事業を立ち上げることへの意欲が高まります。応募することは、やりたいことを明確にしていくことになりますし、また主催者や審査員からの評価や、他の参加者のアイデアは起業等の刺激になります。
さらに、審査を受ける過程で、審査員から様々な助言をうけることができ、今後の企業に活かすことができます。また、審査員や他の参加者、またコンテストの視聴者との交流は、これからの活動に役に立つ人脈作りになります。
では、具体的なプランの話をしていきます。
参加するコンテストの実施趣旨や評価基準や目的を知る
コンテストの評価基準は、一般的に、発想、新規性、市場性、実現性などが挙げられますが、その基準はコンテストによりさまざまです。上位に入賞するためには、参加するコンテストの実施趣旨や評価基準を知ることが大切です。
実施趣旨や評価基準を知ることで、そこに重点を置いたプランを立てたり、プレゼンテーションを行うことができます。
トレンドを意識する。
どのようなコンテストでも求められるのはトレンドを押さえた提案です。今、どのような時代なのか、そしてこれからどのように時代は変化していくのか、それらを押さえたプランを提案します。
特に今、コロナ禍、少子化、温暖化といった大きな問題が山積しています。このような問題を的確に認識し、その問題解決にどう寄与していくのかといった視点を持ちましょう。
自分のできることを明確にする
いよいよ具体的なプランをたてるためには、自分のできることを明らかにする必要があります。まずは、どんな小さなことでも良いので、できることを書き出していきます。
一見、行おうとしている事業と無関係と思われるものでも、上記に挙げた実施基準やトレンドに合うものを見つけ、プランに活かしていきます。
この時に大切なのが、既存のサービスとの競合です。自分のできることが、どうすれば競合の中で通用するのかを考えなければなりません。
しっかりとした事業計画を立てる
コンテストでは、まず書類による審査が行われます。その形式はコンテストによってちがいますが、一般には、参加者のプロフィール、事業の意義・目的、事業内容、セールスポイント、資金計画等の項目があります。
形式に従い、できるだけ具体的に、また根拠も示しながら記入していきます。用紙には字数の制限もありますから、端的に事業の新規性や実現性を示すことも必要になります。
また、これらのことは、将来の資金調達の際にも、必ず求められることです。
プレゼンテーションにこだわる
審査を勝ち抜くには、書類選考、審査員との面談、さらには一般の人も含めた大勢の前での紹介、そのそれぞれの段階でのプレゼンテーションの力が必要です。
同じ内容でも、伝え方によってその評価は全く違ってきます。
内容はもちろん、書く言葉、話す言葉、そしてしぐさにまでこだわって準備していくことが上位入賞につながります。
専門家に相談してブラッシュアップ
最後に、自分のプランを関係する専門家や第三者の助言を受けると、事業内容をブラッシュアップすることができます。
財務や法律の専門家に相談することで、しっかりとした根拠のあるものになり、また第三者からの意見は自信につながります。
以上、今回はコンテストで勝ち抜くために行うことを話しました。このように一つのプランとして考え、作成していくことは、起業や新規事業を立ち上げる時だけでなく、既存の事業を拡大したり、継続したりするためにも非常に有用です。
是非、一度自分なりのビジネスプランを仕上げてみて下さい。
弁護士 八木香織