【すぐ辞める新入社員問題どう思う?】(弁護士・八ツ元優子)

こんにちは、クロスオーバーネットワークの八ツ元優子です。

ゴールデンウィークが終わりましたね。

ゴールデンウィーク明けには、退職代行サービスの利用数が飛躍的に上がるとのニュースを目にしましたが、「そうでしょうね・・・。」と思いながら、そのニュースを眺めていました。

今回は、「すぐ辞める新入社員問題どう思う?」のテーマについて、ブログを書き進めたいと思います。

困る

経営者側からすると、新入社員にすぐ辞められると、「困るな。」というのが率直な感想です。

新入社員の採用・入社準備、入社後の新入社員研修・個別指導も実施したのに、新入社員に辞められると、それまでに要したに時間・費用・人員が無駄になりますし、周りの従業員の士気も下がります。

また、新入社員が辞めたことによる穴を埋めるため、改めて、採用活動等をやり直す必要が出てくる場合もあり、経営者側からすると、「困るな。」というのが正直なところですよね。

対応

ただ、経営者としては、組織を維持する過程で、人が辞めることは不可避です。

理想としては、人が辞めない組織作りですが、それでも、定年が来れば経験豊富な従業員は退職し、健康上の理由で退職を余儀なくされる従業員も出てくると思います。

さらに、最近は、従業員の兼業・副業を認める組織・企業も多く、若い従業員が、兼業・副業が軌道に乗ったら本業の勤務先を退職することが多いに想定されます。

ですので、「すぐ辞める新入社員問題どう思う?」との問いについては、「必ず起こること」と受け止めるべきだろうと思います。良い・悪いの問題ではないと思います。

その上で、完全に割り切り、新入社員を含む従業員の誰が辞めても困らないように、仕事を完全にマニュアル化し、退職した従業員が抜けても新しく入ってきた従業員が、すぐに仕事ができるようにしておく、のが、一番、リスクが少ない対応かなと考えます。

現実問題、「そんなこと、できないよ。」というのは重々承知です。でも、常に、従業員が辞めることを想定することは必要ですし、従業員にも、職業選択の自由はあるので、個人的には、日本の終身雇用の考えをもう払拭した方がいいと考えています。

 

まとめ

私が経営者であることから、今回のブログは、経営者目線での内容になりました。

従業員目線からのブログを誰か書かないかなー、と無責任ながら楽しみにしています。

弁護士 八ツ元優子