【あなたの起業は大丈夫?8士業で描くスタートアップ完全ガイド】(一級建築士・小玉恵美)

こんにちは、ブルームマネジメントの小玉恵美(こだまめぐみ)です。

起業する時に建築士は必要?

必要な場合と、必要でない場合があります。起業するからには事業を行う場所が必要になるかと思います。『どこで』事業を行うか、すごく大切なことです。

意外と知られていない事ですが、実は商売を行える地域と行えない地域があります

用途地域といって、それぞれの地域にあった建物の用途が決められているので、土地があるからといって好きに建物を作って好きな商売を出来るわけではないのです。

大きくは、住居系地域、商業系地域、工業系地域と3つに分かれています。ちなみに、もともとある建物を使うときも同じですが、面積が200㎡以下の既存建物については緩和措置があります。

安全性についても注意が必要なこともあります

古い民家を利用したカフェなどもよくみかけますが、耐震性の検討は必要です。 一見丈夫そうに見えても、耐震性能がほとんどない危険な建物も多く存在しますので、多くの人が出入りするようなお店をするのであれば、きちんと調べて必要ならば補強工事を行うようにしてくださいね。

それ以外にも、工事費用を抑えられると思って契約したけど、いざ計画をすると想像していない部分に多額の工事費用が掛かるという事もあります。 土地や建物を契約してしまった後に、想定していない事態にならないためにも、不動産屋さんだけではなく、建物や工事というものに精通した建築士に相談しておくと安心ですよ

一級建築士 小玉恵美