【あなたの起業は大丈夫?8士業で描くスタートアップ完全ガイド】(弁護士・八木香織)

こんにちは、ブルームマネジメントの八木香織(やぎかおり)です。

前回の八ツ元さんのブログでは「予防の重要性」についてお話しされていました。今回は、その「予防」を実践するために欠かせない、契約書と利用規約の作成ポイント、そして弁護士に依頼するメリットについてご紹介します。

契約書は起業家を守る“法の盾”

契約書は「形式的な書類」ではありません。
ビジネスの現場では、想定外の事態が起こることがあります。約束が守られなかったり、条件の解釈が食い違ったりしたとき、契約書があるかどうかで結果は大きく変わります
契約書はトラブルを未然に防ぎ、いざというときに自分を守る“法の盾”です。

また、契約書を作る過程は、相手との誤解をなくす大切なプロセスでもあります。
トラブルの多くは「言った・言わない」から生じますが、契約書があれば約束が明確に残り、安心して取引を進めることができます。

そして万が一トラブルが発生した場合も、契約書に基づいて解決を進めることができ、不当な主張から自分を守ることができます。

利用規約で信頼関係を作る

たとえば、教室・サロン・イベントなどを運営していると、「キャンセルはいつまで可能か」「返金はできるのか」「どんな行為が禁止か」などの点で利用者と意見が食い違うことがあります。こうしたトラブルを防ぐために重要なのが利用規約です。

利用規約は契約書と違って利用者と作成するプロセスがありません。だからこそ利用者の立場に立ち、わかりやすいものにする事が大切です。 運営者と利用者の間の“約束”を明確にし、ルールを公平に適用することによって、利用者との信頼関係を作ることができます。

専門家に依頼して安心

このように重要な契約書や利用規約を作成する際は、ぜひ弁護士に相談してください。
弁護士に依頼することで、最新の法律に沿った内容にできるだけでなく、事業の特徴に合わせたオーダーメイドの文書を作成できます。さらに、作成後の交渉やトラブル対応まで一貫してサポートを受けられる点も安心です。

起業には常にリスクが伴います。
そのリスクを見極め、最小限に抑えるのが専門家の役割です。
どうぞ気軽に、私たちの扉をノックしてください。

弁護士 八木香織